星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
K様からいただいたコメントから発生した、いきすぎ兄弟愛双子!
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乾いた岩肌の切り立つ谷間に、わずかながら平らな土地がある。
その空間で、二人の男が対峙していた。一人は双子座の聖衣をまとっており、もう一人はシードラゴンの鱗衣をまとっている。
おもむろに鱗衣の男が動いた。距離を詰めると、まずは蹴りで足を払おうとする。対して聖衣の男は動かない。しかし、相手の蹴りは宙を切った。どうなっているのか、蹴りは相手の身体を捉えることなくすり抜けたのだ。
「おい、幻惑もありなのかよ」
少し離れた場所から声があがった。カノンである。
「当然だ、そのために開けた野原などではなく、囲まれた空間を選んだのだろう」
返事をしたのはサガだ。二人は並んで大岩の前に立ち(カノンは岩に寄りかかり)、目の前の戦闘を眺めている。聖衣と鱗衣を纏った男たちは肉体を持つ人間ではない。、それぞれサガとカノンが映像つき遠隔操作で闘衣を動かしているのだ。
「まあ、オレらの幻術は基本迷宮仕様だからな。外じゃやりにくいが、その分いい訓練になる」
「そういうことだ」
会話の合間にも戦闘は続けられている。遠隔操作の訓練はカノンが発案した。昔は双子座の聖衣しかなかったため、こういった想定の訓練は考えることもできなかったが、今はカノンが海龍の鱗衣を手にしている。互いに遠隔操作をすることで、操作の粗や弱点をみつけようという趣旨であった。
模擬戦は聖衣のほうが押していた。やはり、鱗衣よりも、慣れた聖衣のほうが扱いやすいため一日の長が出ているのだろう。また双子座の聖衣は、遠隔操作を受け付けやすい性質ももっている。
それに気づいたカノンは、隣のサガの腰をさらりと撫でた。
「な、何をする!」
「驚きすぎだ。むこうの聖衣の動きが止まってるぞ」
視線の先では、その隙を突かれた聖衣が、鱗衣に殴られている。
サガが『む』という顔をした。
「本人に手をだすなど、卑怯だぞ」
「卑怯でも何でもないだろ。幻術において本人を叩くのは基本だ」
「そういう想定の訓練ではなかったはずだが」
「では今からそうすればいい。本体に手を出されても、どれだけ集中を散らすことなく対応できるかのな」
カノンはしれっとした顔でサガの腰に手を回した。引き寄せられたサガはあっけに取られた顔をしたものの、直ぐに言い返す。
「なるほど、ではこれも訓練だな」
言い終わると同時に、カノンの頭に聖衣の手刀が落ち、ごつんという音がした。いつの間にか、聖衣が戦闘の場を離れ、カノンの目の前に立っている。
「いってえ、聖衣で攻撃するなんて卑怯だろ!」
「本人を叩くのは基本と言ったのはお前だ」
「…じゃあ、こっから先は訓練じゃないから、攻撃するなよ」
カノンは兄の腰を抱いたまま、鼻の頭へチュと軽くキスを落とした。目の前の聖衣が人の形を失い、パーツになって転げ落ちていく。
「兄さんて、意外と奇襲に弱いのかな?」
にやりと笑うと、訓練ではないと言ったのに、やっぱりカノンの頭には本人による拳骨が落ちた。
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Kさんが鱗衣でも遠隔操作できますよねっておっしゃったので…!
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乾いた岩肌の切り立つ谷間に、わずかながら平らな土地がある。
その空間で、二人の男が対峙していた。一人は双子座の聖衣をまとっており、もう一人はシードラゴンの鱗衣をまとっている。
おもむろに鱗衣の男が動いた。距離を詰めると、まずは蹴りで足を払おうとする。対して聖衣の男は動かない。しかし、相手の蹴りは宙を切った。どうなっているのか、蹴りは相手の身体を捉えることなくすり抜けたのだ。
「おい、幻惑もありなのかよ」
少し離れた場所から声があがった。カノンである。
「当然だ、そのために開けた野原などではなく、囲まれた空間を選んだのだろう」
返事をしたのはサガだ。二人は並んで大岩の前に立ち(カノンは岩に寄りかかり)、目の前の戦闘を眺めている。聖衣と鱗衣を纏った男たちは肉体を持つ人間ではない。、それぞれサガとカノンが映像つき遠隔操作で闘衣を動かしているのだ。
「まあ、オレらの幻術は基本迷宮仕様だからな。外じゃやりにくいが、その分いい訓練になる」
「そういうことだ」
会話の合間にも戦闘は続けられている。遠隔操作の訓練はカノンが発案した。昔は双子座の聖衣しかなかったため、こういった想定の訓練は考えることもできなかったが、今はカノンが海龍の鱗衣を手にしている。互いに遠隔操作をすることで、操作の粗や弱点をみつけようという趣旨であった。
模擬戦は聖衣のほうが押していた。やはり、鱗衣よりも、慣れた聖衣のほうが扱いやすいため一日の長が出ているのだろう。また双子座の聖衣は、遠隔操作を受け付けやすい性質ももっている。
それに気づいたカノンは、隣のサガの腰をさらりと撫でた。
「な、何をする!」
「驚きすぎだ。むこうの聖衣の動きが止まってるぞ」
視線の先では、その隙を突かれた聖衣が、鱗衣に殴られている。
サガが『む』という顔をした。
「本人に手をだすなど、卑怯だぞ」
「卑怯でも何でもないだろ。幻術において本人を叩くのは基本だ」
「そういう想定の訓練ではなかったはずだが」
「では今からそうすればいい。本体に手を出されても、どれだけ集中を散らすことなく対応できるかのな」
カノンはしれっとした顔でサガの腰に手を回した。引き寄せられたサガはあっけに取られた顔をしたものの、直ぐに言い返す。
「なるほど、ではこれも訓練だな」
言い終わると同時に、カノンの頭に聖衣の手刀が落ち、ごつんという音がした。いつの間にか、聖衣が戦闘の場を離れ、カノンの目の前に立っている。
「いってえ、聖衣で攻撃するなんて卑怯だろ!」
「本人を叩くのは基本と言ったのはお前だ」
「…じゃあ、こっから先は訓練じゃないから、攻撃するなよ」
カノンは兄の腰を抱いたまま、鼻の頭へチュと軽くキスを落とした。目の前の聖衣が人の形を失い、パーツになって転げ落ちていく。
「兄さんて、意外と奇襲に弱いのかな?」
にやりと笑うと、訓練ではないと言ったのに、やっぱりカノンの頭には本人による拳骨が落ちた。
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Kさんが鱗衣でも遠隔操作できますよねっておっしゃったので…!
9/3 かおる様>いつもありがとうございます!おかげさまで仕事はちょっと小休止な感じで落ち着きました(^-^)日々の妄想は吐き出せないと溜まってしまうタイプのようで、ブログを書けない時期は頭の中でぐるぐるとんでもない双子のあれやこれやが渦巻いておりました(笑)拍手を戻してすぐにかおるさんからこうして温かいお言葉をかけていただいて、実はちょっとびくびくしていたのですが、戻してよかったあ…ってホッと力が抜けた気分です。またこれからも宜しくお願い致します!
9/3 12時頃 A様>お忙しいなか、温かいお声をかけてくださり有難うございます!サガの羞恥プレイについて詳しく…!いやそれはさておき(汗)私の仕事などは肉体的に忙しいだけで、精神的にはわりと楽ですので、もっとお忙しい皆様がちゃんと両立させていらっしゃるのにお恥ずかしい限りです(汗)これからもまったり自分のペースでやらせて頂きますので、また遊んでやって下さい(^▽^)
9/3 GENINI様>温かいお言葉を有難うございます(>▽<)GENINIさんの足跡は、私の巡回サイト様でもよくお見かけしておりましたので「わーい趣味が一緒だ!」と勝手に親近感を沸かせておりました。双子愛、健在でいらっしゃいますか!超絶美形だわ強いわ可愛いわ格好いいわで双子は全くもって反則ですよね。ぜひまた一緒に双子について色々お話してやって下さい。
9/3 21時頃 待ってました!お仕事お疲れさまでした~様>勿体無いようなお言葉をありがとうございます(>▽<)こうして皆様とお話できるのは、私にとっても大切な充足空間だったのだなあと夏の間に実感いたしました。相変わらずへっぽこ創作ばっかりの拙宅ですが、今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。続きものの先もマイペースでもちゃんと完結させようと思います(ぺこ)
9/3 23時頃 K様>ご旅行お疲れ様でした!こちらこそ毎日の萌えをKさんのサイトで頂戴しておりました。Kさん死ぬほどお忙しいのに、お時間を作るのも、脳内で双子ドリームを育むのも凄く巧みで、本当にお手本にしたいなあと思っております。そしてそして「遠隔操作で指導。海底のシードラゴンの鱗衣で試してみてほしい」のお言葉に目ウロコでした。そうですよね!双子座のカノンなら出来るはず!いっそ遠隔合戦で、サガによる双子座聖衣とカノンによる海龍鱗衣の模擬戦とか…ということで勝手に設定をおかりしました(ぺこぺこ)。巨根アンソロジー命名もありがとうございます。パソコン前で転がりました。まさにそれです。また今後も沢山ご感想を押し付けに活かせて下さい!いつも大好きです!
ほかぱちぱち下さった皆様に心より御礼申し上げます(>▽<)毎日の癒しです!
9/3 12時頃 A様>お忙しいなか、温かいお声をかけてくださり有難うございます!サガの羞恥プレイについて詳しく…!いやそれはさておき(汗)私の仕事などは肉体的に忙しいだけで、精神的にはわりと楽ですので、もっとお忙しい皆様がちゃんと両立させていらっしゃるのにお恥ずかしい限りです(汗)これからもまったり自分のペースでやらせて頂きますので、また遊んでやって下さい(^▽^)
9/3 GENINI様>温かいお言葉を有難うございます(>▽<)GENINIさんの足跡は、私の巡回サイト様でもよくお見かけしておりましたので「わーい趣味が一緒だ!」と勝手に親近感を沸かせておりました。双子愛、健在でいらっしゃいますか!超絶美形だわ強いわ可愛いわ格好いいわで双子は全くもって反則ですよね。ぜひまた一緒に双子について色々お話してやって下さい。
9/3 21時頃 待ってました!お仕事お疲れさまでした~様>勿体無いようなお言葉をありがとうございます(>▽<)こうして皆様とお話できるのは、私にとっても大切な充足空間だったのだなあと夏の間に実感いたしました。相変わらずへっぽこ創作ばっかりの拙宅ですが、今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。続きものの先もマイペースでもちゃんと完結させようと思います(ぺこ)
9/3 23時頃 K様>ご旅行お疲れ様でした!こちらこそ毎日の萌えをKさんのサイトで頂戴しておりました。Kさん死ぬほどお忙しいのに、お時間を作るのも、脳内で双子ドリームを育むのも凄く巧みで、本当にお手本にしたいなあと思っております。そしてそして「遠隔操作で指導。海底のシードラゴンの鱗衣で試してみてほしい」のお言葉に目ウロコでした。そうですよね!双子座のカノンなら出来るはず!いっそ遠隔合戦で、サガによる双子座聖衣とカノンによる海龍鱗衣の模擬戦とか…ということで勝手に設定をおかりしました(ぺこぺこ)。巨根アンソロジー命名もありがとうございます。パソコン前で転がりました。まさにそれです。また今後も沢山ご感想を押し付けに活かせて下さい!いつも大好きです!
ほかぱちぱち下さった皆様に心より御礼申し上げます(>▽<)毎日の癒しです!