会社の休憩室のTVがNHK以外映らなくなってしまいました。前から他チャンネルの映りが悪かったのですが、唯一私がTVアニメを流し見る場所だったのにー(といっても鬼太郎とプリキュアくらいですが時間帯的に)
その分星矢アニメのエリシオンDVDを堪能します。落ち着いて楽しみたいので次のお休みの時にでも!
===============================
「随分と人間に懐かれたものだな」
タナトスの離宮を訪れていたサガが帰っていくと、ヒュプノスが入れ替わりに現れた。
死の神であるタナトスが、人に好かれるということはあまり無い。また、タナトス側もその残虐な性格と人間軽視の思想から、少しでも失態を見せた相手はすぐに殺してしまうため、人間との関係が長続きするということがなかったのだ。
「フン、あれを懐いたと言うか」
タナトスは鼻で笑った。確かに自殺者としてのサガは、死の神に惹かれている。それは好くというよりも、強制的な引力だ。因果に縛られていると言っても良い。
「それでも、もしもお前があの双子座の聖闘士へ愛を囁けば、あの男は靡くだろう」
それもまたある程度真実だった。因果があるとはいえ、サガはどうでも良い相手に付き合ったりはしない。相手がたとえ神であろうと。
ヒュプノスはじっとタナトスを見た。タナトスは肩を竦める。
「馬鹿か。神は嘘をつけぬ。そのような下らぬ内容でラグナロクを引き起こすつもりなどないわ」
神は基本的に嘘をつけないし、約束を破ることも出来ない。禁忌を破った神は凋落する。
「愛はなくとも、気に入ってはいるのだろう。あまり人間をいたぶるな」
クギをさした半神へ、タナトスは煩いとばかりに神酒を取り出した。
「説教などいらん。それにヒュプノスよ…何故そう言いながら笑っているのだ」
「笑ってなどいない」
「お前の機嫌も読めぬ俺だと思うか。何か嬉しいことでもあったか」
「何でもない…お前の短気に付き合えるあの人間に感心していただけだ」
「お前の嫌味と説教に付き合える俺のことも感心してよいぞ」
たわいも無い応酬が続く。
(人の子よ、無尽蔵な神の愛を受け止めることが出来るのは、やはり神なのだ)
ヒュプノスはタナトスからの杯を飲み干しながら、そう考えた。
===============================
5/25 ろくしょうるり様>お誕生日チャットではありがとうございました(^▽^)普通の参加者のみのチャットではなく、子さが&かのんちゃんも会話に参加してくれるという素敵チャットが新鮮でした。誕生日プレゼントが飴缶って、どんだけお子様向けなのと自分で思いつつ、双子ちゃんのお祝い返しのお言葉が嬉しかったです。短い時間だけでも参加させて頂きよかったと思っております。参加者には「サガの聖域暦読み」という特典があったのですね!是非結果を拝見したく…メールアドレスの方へは何時でもなんなりとお送り下さい!ロス受話もまたの機会に宜しくお願いいたします(笑)
5/25 瀬戸みじんこ様>瀬戸さんはいつもご感想が萌えすぎで、当方こそ1週間ご馳走さま状態にして下さいます(>▽<)双子は互いに片手をしっかり握り合いつつ、もう片方の手を周囲のために開けてくれるといい…という瀬戸さんのお言葉は、もう全くもって同意しまくりです。「白サガはへたれなのではなくおっとりさん」にも超同意なのです。育ちが良い人特有のおっとりさんっぷりですよ!たまに山羊黒かつ山羊白を妄想したりするのですが、やっぱり黒い子と白い子の山羊に対する反応は違うんですよね。月末の山羊黒茶に参加出来ましたら、是非またいろいろ語ってやって下さい!
5/26 0時頃 N様>こちらこそいつもご感想を頂き、とても励み&萌え供給源となっております!双子はたとえ仲が悪そうに見えても、相手がピンチになると駆けつけたりするツンデレ同士でも可愛いと思っています。普段からベタ甘でも美味しいですし、双子はいいですよね!
昔のカノンはサガのことをよく判っていながらも、ぶつける言葉が直球過ぎましたが、大人になってからは少し余裕を持ってサガを見ることが出来るようになっているので、断然、兄の操縦方法が上手くなっている気がします。ち、ちなみに行き過ぎた兄弟愛は、どこまで行き過ぎても許されますでしょうか…(>ω<)
ほかぱちぱち下さった皆様に御礼申し上げます!
メールで下さった方々にはメールでご返信させていただきました(^^)