今週も買ってまいりましたチャンピオン。NDーーー!
今週のNDは、いうなれば13年前以前のカノンに対して、当時のサガが味わったであろう気持ちを存分に理解させてくれる回です(T▽T)
先週、双子座のアナザーディメンションで異次元に飛ばされかけていた瞬と天馬(瞬のチェーンを柱に巻いて錨代わりとし、なんとかしのいでいたものの、飛ばされるのは時間の問題状態)でしたが、水鏡先生登場により助かります。
ひさびさの師匠との再会に助けてくれたのかと喜ぶ天馬。しかし、水鏡先生は通るのに邪魔だったので払い落としただけと、そっけないのでした。
アテナの首を取るのに邪魔な者は全て払い落とす…という水鏡先生は「俺の邪魔をするものは敵味方関係なくどかせて通る」な一輝兄さんと同じようでいて、一輝兄さんは味方(聖闘士)でも殴りそうなんですが、水鏡先生は敵(聖闘士)でも助けてくれるという、まあ大人のツンデレです。…一輝も敵側についたらそうなりそうですけど!(>▽<)
この状態を指して、天馬が「前面のネコ?」とボケをかましますが、瞬がちゃんと「前門の虎 後門の狼です!」と突っ込んで訂正してくれました。ところで今は何世紀でしょうか。18世紀のギリシアですね。間違いはしたけれど評史出典の慣用句を知っている天馬は、盗賊家業をやめたあとの聖闘士修行中に水鏡先生からきちんとした教育を受けていると思われます(多分、内容的にも東洋系の水鏡先生が教えたと予想)。いい先生じゃないか水鏡…
でも、読み進めると天馬による「前面のネコ」はあながち間違いじゃない気がして…くる…んだ…まあそれはまた後ほど。
さて前門の双子座聖闘士と後門のガルーダは対戦状態に入りました。その隙に先に進む瞬と天馬。瞬は「水鏡先生が先に行かせてくれた気がする」といい、天馬もそれに同意して巨蟹宮を目指します。
さて残されたのは水鏡先生と双子座聖闘士。戦闘再開となるはずが、双子座が笑い出しました。
何がおかしいと眉をひそめる水鏡先生へ、双子座のアベルと名乗った青年は、こともあろうに自分もアテナを裏切ろうかと迷っているのだと楽しそうに言い出すのでした。教皇と魚座がすでに反旗を翻したこと・女神が赤子なことも承知です。ちょ…何で知ってるの。まさかシジマの通報が聞こえていながら(それだけの能力がありながら)無視ってことですかΣ(゜◇゜)
そんな状態で勝算もないし、早めに寝返って、出来れば自分を高く売りつけたい。お前は一体どんな条件で寝返ったのだと水鏡先生に尋ねるアベル。冥界での楽園生活か?それとも…と気安く話しかけるアベルへ水鏡先生がキレます。きさまのような男を相手にするのも穢れると怒りのパンチ。そんな真っ直ぐな怒りも露ほども気にせず笑いながらよけるアベルですが、その拍子にバケツマスクパーツが落ちました。顔も髪型も双子座の系統です。ただ、サガやカノンと違って短髪に見えますね。
アベルは、自分がアテナの首をハーデスのところへ持っていって高く売りつける。ついでにお前はここで死ね(意訳)的なことを言い出しました。させるか!と水鏡先生も応戦体制に。
どっちが女神の聖闘士だ(^▽^)
オックスを倒した氷槍白蓮華をしょっぱなから炸裂させる水鏡。しかし、甘い!と片手で水気を封じられてしまいました。
「で…出来る、この男の実力は黄金聖闘士の中でも群を抜いているのかもしれん」と焦る水鏡先生…うん…実力だけはあるおバカさん(褒めてます)って始末に負えないよね…顔もいいアベルの小物臭がハンパないんですが、それに反比例して実力だけは凄まじいモヨウ。
アベルのアナザーディメンションで飛ばされかける水鏡。しかし「待て」と制止がかかりました。なんと二人の後ろにも双子座聖衣の人影が!?
アベルが驚き顔で「あ…兄上!」と叫びます。
え、何それ。あんなに小物で計算高くて駄目聖闘士のくせして、お兄さんのことは「兄上」呼びなの!?あたま上がらないの!?兄上と叫んだときのアベルの顔が可愛すぎるんですけど!なんかこの時点でこの兄弟の力関係を把握できた気がする。
どーんと1頁使って登場したもう一人の双子座はカインというのでした。
聖衣が二つあるのか、それとも片方は幻影なのか(多分こちら)、来週が楽しみです。何か兄が無言の威圧オーラを放ってますけど、弟の言動に怒ってるんですよね多分。来週は兄弟喧嘩…じゃなかった兄弟対決になって、カインは水鏡先生を先に進ませてくれるんじゃないかなあと予測してみました。
それにしても可愛いよアベル…(T▽T)仮にも黄金聖闘士なのに、見事なまでの愚弟っぷり…!カルディナーレ様があんなに駄目な事を言っているにも関わらず大物オーラが漂っていたのに比べ、アベルのはホントに教皇とならぶ小物っぷりです。「双子の弟位置」から考えれば、これから化けるはず(希望)なんですけど…でもあの情けないまでの駄目可愛さは変わって欲しくない気もする…この感情は一体…!
昔のサガもね、カノンがこういう情けない言動をしたときは、偽善でもなんでもなく聖闘士として兄として「その性根を叩きのめしてやる」ってなったと思うんだ…それは仕方ないよ…うん…とアベルをみて思うのでした。
でもでも、カノンが後に本来の輝きを見せて成長したように、このアベルだってきっと…!むしろサガ位置にいるであろうカインの失墜の方が今から心配ですよ双子座ファンとしては!(>◇<)聖書の逸話的にもカインの方が罪人ですし…
来週が超楽しみです。あと何気に蟹座の黄金聖闘士様のご登場も楽しみで仕方がないです。場面で考えると「現代星矢近辺(氷河&紫龍の動向含)」「シジマ近辺(教皇・魚座・宝瓶宮含)」「双児宮近辺(双子座と水鏡)」「瞬と天馬近辺(巨蟹宮予定)」「シオン近辺(十二宮入り口+一輝)」「トウマ関係」というように、かなり広範囲に散っているんですよね。これが同時進行で進んでいるというのが凄い。やっぱりわくわくします。
それにしても…アテナが赤子で勝機がないと考えたとき、アベルの考え方のほうが普通かなあとは思います(黄金聖闘士としては駄目駄目ですが)。裏切るまでは行かなくても逃げ出したいとは一般人なら思いそう。戦って勝っても負けても死後は最悪なわけで、ここで「じゃあ自分が教皇になって、地上を狙う神々から世界を守る」という方向で反逆したサガは、同じ駄目駄目でも根性はあるなという気がしました。まあ駄目ですけど。
ちなみにLCの方ではとうとうアローンがハーデスの聖衣を着用しました。アローンでも着用出来るんだ…!私の中で神の聖衣たちはプライド高いので、神の力を宿していても、神本人以外が着用しようとしたら「ぷいっ」って無視しそうなイメージだったんですが、アローンはひょっとしてアローンのようでいてアローンじゃないのかな?こちらもラストにむけてどう片が付くのか楽しみです。