星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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「タナトスよ、”月が綺麗だな”と”もう死んでも良い”のどちらが好みだ?」
サガの問いをタナトスは鼻で笑った。
「どちらも却下だ。それは日本の小説家…夏目漱石に二葉亭四迷の二番煎じであろう。どうせ”I love you”ならばお前自身の言葉で言うが良い」
思わぬ返事にサガは目を丸くする。
「さすが腐っても神…東洋の文学にも長けているのか。わたしはデスマスクからこのエピソードを教えてもらったのだが」
「腐ってもは余計だ。それでお前の答えはどうなのだ」
急かされてサガが紡いだ言葉は次のようなものであった。
「一生懸命考えたのだが、温泉への愛を語る言葉というのは、なかなか難しくてな…讃歌のようになってしまう」
「オレにではないのか」
「何故温泉でお前に愛を囁かねばならないのだ」

このあとサガが頭から湯に押し込まれたのは言うまでもない。

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温泉シーンなので御大風味の絵柄で頑張ってみたもののあまり意味はなかった
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