星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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そんなわけ(1つ前ブログ参照)で海ロスサガ
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「あれっ?」
アイオロスは振り返って頓狂な声を上げた。
カノンが留守の朝方を狙い、双児宮に押しかけて半ば強引にサガの手を掴んだままテレポートしたものの、転移先で落ち着いてみれば、いつのまにか手の先にいたのは黒髪のサガ。
黒サガは、常のごとく挑戦的な瞳でアイオロスを睨んでいる。
「このような人気のない場所へ連れ出すということは、ようやく雌雄を決する気になったのだな」
ここは南海の孤島。白い砂浜が湾をつくり、海はエメラルドのごとく煌いている。誰もいない空間に、立つのはアイオロスと黒サガだけ。
デートのつもりで連れ出したサガの変容にもめげないのが、アイオロスの大人物たる所以だ。黒サガ相手にも予定を変更することなく話しかける。
「ええと…この美しい風景を見て、何か思うところはない?」
「海だな」
「ああ」
「水泳勝負ということか」
「……ええと」
「拳を使わなければ、私闘禁止の掟に触れぬ。そういうことであろう」
「………。むこうの小島まで遠泳競争しよっか」
「受けてたつぞ、サジタリアス」
しかし、恋愛の機敏に無縁の黒サガはその上をいった。

その後、遠泳勝負には勝ったものの(サガは長い髪のぶん水の抵抗が多かった)、そのことは一層黒サガの競争心を煽ることとなる。

「髪を切ってくるゆえ、また明日もう1度勝負しろ」
そんな事を言い出した黒サガに、アイオロスは一生懸命思いとどまるよう説得せねばならなくなるのだった。

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でもアイオロスはこんなんでも「デートした!」と言い張る。
白サガも黒サガに「お前ばかりアイオロスと(デートして)…」とか言い出す。
黒サガとはいえ自分が負けたのが何気に悔しくて、一緒に水泳競争に燃え出す白サガもいいかも…

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