星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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今日のΩネタあり
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「なあサガ。おまえ、あの小僧のことどう思ってんだ」
カノンはサガに尋ねた。前から気になっていたことだ。
あの小僧というのはペガサス星矢のことである。そこは双子同士、名前をださなくとも通じる。
己の野望を阻止した青銅聖闘士を、サガはことのほか可愛がっている。
好意を持っているのは見ていてわかるが、その好意が一体どこまでのものか、カノンは真正面から尋ねたのだ。このくらい直接尋ねないと、博愛なサガには通じないという判断もある。
サガは弟の問いを受け、しばし考え込んだ。
(そうだな…彼はわたしの希望そのものだ。真っ直ぐな小宇宙で、わたしを助けてくれた。いや、恩だけではない。今も彼の笑顔はわたしの心を温かくする。光輝く女神と同じように)
胸に手をあて、己の気持ちを確かめたサガは、溢れ零れる想いをそのままカノンに伝える。
「星矢は女神のようだと思う」
「……」
しかしカノンは微妙な半眼になったあと、呆れたようにサガの肩をぽんぽんと叩いて、長い長いため息を零した。
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