星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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カミュ先生おめでとう!
よく言われていることですが、この人は黄金聖闘士として凄い特殊なスタンスですよね。
信念について弟子に説くわりに、じゃあ本人の信念はどこにあるかというと、少なくとも十二宮戦におけるサガVS女神に関しては両者どちらにも与してない部分・もしくは両者にまたがる部分にあるわけです。

そのくせ、聖域のシステムは遵守。正義(女神)が新たなる法となるまでは、悪法も法なりという立場であり、まあサガに従うというよりは聖域という形を尊重しているという感じなのですが、サガがまた聖域の象徴みたいな人間ですからね…

弟子への愛情・師としての勤めを何より優先させた十二宮カミュは、誰より聖闘士という形式に自然体のまま縛られずにいられる人に見えます。シャカの超然が人よりも上の視点に立つことによるならば、人の視点のままで神の影響(聖闘士であること)から逃れているカミュは凄いなあと思うのでした。

ある意味マイペース過ぎて空気読まない(読めない)だけなのかもしれませんが…前聖戦のデジェルも敵城突撃前の暇つぶしに分厚い本持ってきてノンビリ読んですような人ですからね…だが、そこがいいのです彼は!

そして以下、風小次ドラマVOL.2感想です(>▽<)

いや本当にあの原作からこの脚本を書き起こした方は凄いと思います。

原作見てない方にも分かりやすいことは前回書きましたが、原作ちゃんと見てない人にはどんだけ上手くネタが練られているのか気づいて貰えないかと思うと、そこは勿体無い!
その場合、きっとCGがまだ未熟とか演技が下手とかいう見た目上の感想になってしまう予感。もだもだ。個人的には凄いCGのかた頑張ってると思います。小龍のほうの白羽陣が、ちゃんと放射状に回転しながら展開したのは嬉しかったなあ。

演出といえばvol.1の話題になりますが、例えば蘭子のスカートがめくられる場面でのあの棒読み台詞。あそこは演技力高いと逆に活きない場面なので、多分あえて棒読みにさせてる筈です。「メルヘンだなあ~」の台詞もリテイク何度も出されたとVOL.1おまけ映像にあったので、狙う方向性があってワザとあれなのは間違いない。
原作では「普段強気な蘭子がスカートめくられると、怒りながらも女の子らしく赤くなってるギャップ萌え」という見せ方で、星矢における「強気なパンドラの股の間に矛を突き刺すお色気シーン」に通じる王道形式場面なんですが、ドラマの場面においては軸とし強調したい場面が異なりますので、お笑いへと変化させて視聴者に突っ込ませるというさりげない流し方。ドラマ化のツボを心得ておられる!

いや他にもいっぱい見せ方について語りたい場面が多いんですが、長文すぎるだろ私(>△<;)ということで抑えます。

諸所にちりばめられた笑いの小ネタもポイント高い。
VOL.2ではしょっぱなから風魔のみんなで柳生家でご飯食ってるわけですが、ここがまた妙におかしい。そうですよね、忍びもご飯食いますよね。黙々と物も言わず食ってる面子ですが、蘭子さんがご飯のおひつのフタを取ると中は綺麗にカラ。後から来て武蔵にリベンジするのだと騒いでる小次郎に、座ってメシ食えと命令する竜魔ですが、ご飯もうないよ!皆もこっそり小次郎の心配してるなら、ご飯も残しといてあげて!

戦闘シーンでは白虎と紫炎の友情にもやられました。あれは予測もつかない不意打ちです。そんな過去設定さらりと突っ込むなんてどんだけマサミストのことを判ってるんですか。原作では忍でありながら(しかも八将軍でありながら)まともな交友をしているっぽい二人なんですが、その行動に説得力を持たせるためのドラマ版補完という感じです。
確かにそういう補完がないと、ドラマの今までの流れの中で八将軍が1対1の掟を破ってまで庇いに駆けつける必要性が薄いですしね…

あと、最初のほうの壬生たちの木刀修練シーンであまりにも木刀が軽そうなのでアレ?と思っていたのですが、やはりアクションシーンでは軽いのを使ってるんですね(byおまけ映像)
武蔵が小次郎と対峙する夢のシーンで剣道の型のひとつである脇構えをするのですが、凄く軽そうにみえるので多分そこもアクション仕様の木刀を使っているのでしょう。普通の木刀も使っているようなので、場面で使い分ければもっといいのになあと思いましたが、考えてみればリアル系アクションを求めているわけでもないので、このままで別にいいのかも。

霧氷剣でのスプリンクラーと同様、試合対決中に霧風の技を使うためのプール会場という、技を引き立てる場面設定を自然に話に盛り込むという脚本に毎回ワクワクします。

ああもうイイとこいっぱい過ぎるのでVOL.2で特にいいなと思った改変を箇条書き!

・林彪のアクションが木刀ではなく蹴り技主体の肉体攻撃。
・白虎白羽陣。白虎が項羽の技までコピーし、小龍と白羽陣対決。
・どんだけ大人なんだ絵里奈ちゃん。
・コジエちゃんの水着姿。
・小次郎の成長を描く(と思われる)過程としての、霧風との会話

私的お笑いツボ1位は偽項羽による柳生屋敷での携帯圏外事件ですよ。
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