星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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昨晩はLC感想書いてる途中で寝てしまったという体たらく。新キャラ美味しすぎです!


先週のメフィストフェレスはやっぱりテンマの実父でした。ペガサスにのって現れたお父さんは、アスプロスに近付くと最初から爆弾発言をかまします。
「おお!間近で見ると男前になったなァ!」
羽根が舞い散る大ゴマの中、驚く表情のアスプロス。白馬に乗った王子様が、成長したお兄さんをお迎えに着ましたよってな感じのコマなんですけど!(※気のせいです)
アスぷーの方は『なに、誰だこいつ』的な顔なんですが、微妙に無防備な表情なんですよ。ヨウマの言葉に導かれるように、幼少の頃の三日月の晩、既にメフィストフェレスと出会っていたことを思い出します。

それはまだ訓練生だった頃。夜も鍛錬を怠らないアスプロスへ、テンマ似のまだ若いお父さんが上から声をかけました。
「そこのお兄ちゃん、ペガサス知らないか?」
柱の上から闇の小宇宙?を背中へ翼のように広げ、見下ろしてくるヨウマは服装からして異質で、すっごく怪しいんですが、目を付けられた時点で既にヨウマの影響下にあるらしいお兄さんは、疑うことなく素直に応対しています。この無防備な顔は、さきほどの再会の時の無防備な表情に繋がる感じです。
将来は最強の聖闘士となる星のアスプロスも、まだ一介の訓練生。聖域に忍び込んだ天魁星の前では単なるお子様なのです。
ちょ、この晩の聖域の守護当番聖闘士でてこい!

「…ペガサスの聖闘士はまだいない」と返事をするアスぷー。本命の対象がまだおらず、侵入が空振りになったヨウマは、代わりにちょっとした悪戯を思いついたようです。

「あっちでお前くらいの仮面の子が寂しそうにしてたぞ」「「いいのかー?仲間に入れてあげなくて」
そう、アスぷーに手を出す事にしたのでした!この時点ではまだアスぷーは黄金聖闘士ではないので、単に面白そうだからだったのか、最強の星の守護を持つ子だと気づいての手出しかは判りませんが、小さいうちからアスぷーに目を付けたヨウマの目利きは只者じゃありませんね!
それに『仮面の子が寂しそうにしてた』とか、お兄さんの心をくすぐるキーワードにも長けてますよ!デフテロス寂しそうにしてたんだ!お兄さんと離れてたもんね!ハアハア。

話しかけてくるヨウマに、弟の名前と、別々に置かれている自分たちの現状を話してしまうアスプロス。デフテロスの名を耳にしたヨウマは「二番目(デフテロス)、いいね!」と笑います。そっから後は闇の囁きの開始ですよ。

「俺 一番目より二番目が好きよ」「いつだって一番目の寝首狙っちゃう」「だってそいつがいるってだけで日向の影よ?」
ばかばかしい、聞きたくないとばかりに背中を向けるアスプロスの背中から、ヨウマは闇を吹き込み続けます。
「だから今までの屈辱もこめてジワジワいくのさ」「俺は人畜無害な二番目ですーって顔して密かにやるのさ」「追い詰めて追い詰めてプレッシャーをかけて最後には」
背後から囁くヨウマの姿が、デフテロスの姿に変わり、アスプロスはとうとう「デフテロスはお前とは違う!」と怒り出します。
しかしそのとき轟音が響き、崖下を振り向くとそこには山壁を砕く事に成功したデフテロスが。そう、あのシーンです。以前、アスプロスが自身の回想の中で「いつからだ?お前の視線が俺を脅かすのは」と顔をゆがめていた背後には、実はヨウマが立っていたのです。
「でもホラ、あっちはもうあんなに強さを求め始めてる」
ヨウマの誘導のままに、猜疑心を植えつけられるアスプロス。そしてそんなアスプロスへ、ヨウマは幻魔拳的な技で、闇の一滴を落すのでした。

「今お前の心に落した闇一滴は永遠にお前を蝕む せいぜいいい感じにかき混ざって頂戴よ」

精神汚染キター(>▽<)
「いーい反応するねお兄ちゃん」
とか言われてますし!

エヴァのアスカ的に言わなくても、お兄さん汚されちゃった…ですね!
その一滴の汚染が広がり続けてアスプロスを侵食した模様。弟をあんなに疎んだのはそのせいだったのですね。でもまだ野望を持つ理由としてはワンクッションある感じがするので、他に何かヨウマの後日介入があったのかな?何年もかけてかき混ぜてやったとか先週号でヨウマも言ってますし。

自分たち双子の争いが、ヨウマの差し金であったことに気づいたアスプロスはキレます。床が破壊されるほどの怒りの小宇宙を発し始めたアスぷー。
「おわっとォ!うへっ!怖エー!何でいきなり切れちゃうかな」
ヨウマの方は相変わらずの反応。余裕かつ外道な反応で大変宜しい。

自分が情けない、その一滴に踊らされて業にまみれたと呟くアスプロス。ヨウマへの怒りもあるのでしょうが、自分への怒りもあるのでしょうね。でもまあ子供が天魁星に太刀打ちするのは無理でしたよ。

何が目的で俺たちに接触した!?と叫ぶアスぷーへの返答は、アスプロスを激怒させるに足るものでした。
「俺 壁際でパーティー見んのが好きなのよ」
くるくるマーブルに混ざる舞台の上で、双子がどんなタップを踊るのかと思って…と、悪魔らしい表情の本性を見せて笑うメフィストフェレス。他人を躍らせてそれを眺めるのが好きなんですねこの親父さん。ハーデスにまで気の毒そうな目で見られてますアスプー(>△<。)

外道!でもテンマ似!アスプーがこのあと出会うであろうテンマに、ヨウマ繋がりで弱かったりしたら嬉しいな!すっかり私の中でヨウマアスプロス(無意識)になってますよ!だって幼少の頃からヨウマの闇を受け入れて、かき回され続けた精神ですよ!ヨウマ相手にだけは刷り込みで素直&影響に弱いに違いない!(※超願望です)

でもそんなアスプーの怒りの攻撃は簡単に止められてしまいます。まるで時間が止まったかのように。
「時よ留まれ お前は美しい」ってね…と、ひとさし指を立てるお父さん。有名なファウストの言葉ですが、人生・世界に対して使われた賛辞をここで使うってことは、美しいと賛辞されたのはアスプロス(とデフの双子舞台)だったと裏解釈してもいいの!?単に技を効果的に見せる演出だとは思いますが敢えて!

でもアスプーの想いは片思いなのでした。だってお父さんには本命の息子テンマがいるから!双子のステージは閉幕だと技を放つヨウマ。その名もマーベラスルーム!時間も物質も無い世界へ渦状に飲み込まれ、量子レベルで分解された相手がばら撒かれる技だそうです。

兄弟ともども魂まで分解されちまいな…と消されてしまうアスプロスですが、ここでわざわざ「兄弟ともども」と言われたってことは、分解再構築双子復活の前フリですよね?

ハーデスがヨウマに、前線へ行くのならアテナとテンマは自分の宿敵ゆえ消滅させるのは許さんと釘をさしました。それは自分の手で行うということです。
そのハーデス相手にもヨウマは「神殺しの力を持つ自慢の息子です 消すなんてもったいない!」とペースを崩しません。ちょ、こともあろうに神相手に神殺しを自慢するとかどんだけ怖いもの知らず!

現世でペガサスの父なんて俺はついている!と浮かれながらテンマの元へペガサス(馬)で翔けるヨウマ。うわあ、息子に対しても父としての情愛よりも自分の趣味を優先しそうです。
全くもって外道父\(^▽^)/いいぞもっとやれ。

それにしても今週の情報でみると、天魁星に仕込まれた闇という爆弾を心に持っていながら、黄金聖闘士に選ばれたアスプロスは、本来ならばどれだけの光と正義を持っていたのだろうなと思います。その場合、着実に教皇に選ばれて、デフテロスは順調にブラコン道を更に邁進させていたに違いない。
ただその場合の教皇は真っ直ぐすぎて、手練手管を身に付けるのは時間が掛かりそうですね…いや、歪んで育ったアスプロスもある意味真っ直ぐすぎて、行動が直球なので一緒か…

なんにせよ、双子の道を引き裂いたのはイカンですが、アスプロスを美味しく育ててくれたことはありがとうヨウマ!

あと、乙女座のアスミタを対峙させるべきは、デフテロスではなくアスプロスだったのでは…と思ってしまいました。弟のブラコンなんて、重度であっても後から何とでもなるもの。セージとアスミタの二人が揃っていながら、アスプロスの中に撒かれた天魁星の闇を見抜けなかったのは残念です。
それ以前に、デフへの差別制度は聖域に最初からあったもので、その制度自体には杳馬関係ないみたいですしね(汗)

双子再登場フラグを残したまま、一端場面は主人公たちの方へ戻るモヨウ。その間に私の脳内ステージでは、杳馬と双子の三角関係ドラマ進めておきますね!

アスへは「二番目の方がすきなんだよね」とか言いながら抱いて嫉妬をおこさせ、デフの方には「あのお兄ちゃん素直で可愛いよねー」と煽るような、そんな王道でいきます。

あとあと、今週の場面はデフテロスが生き残って杳馬に対峙した場合も美味しいと思いました。妄想200%プラスの杳馬&デフSS。
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「間近でみると男前になったもんだなァ!お兄ちゃんの方は美人タイプだったけど」
会うなり、そんな事を言い出した目の前の男を、デフテロスは睨んだ。
「アスプロスを、兄を知っているのか」
「殺してしまったのに、お兄ちゃんのことが気になるの?二番目くん」
「!」
ヘラヘラ笑いながら答える顔へ殴りかかるも、ひらりと避けられてしまう。
相手は天魁星だ。怒りで血の上った拳では不利を招くと判っていても、怒りを抑える事が出来ない。この男がわざと煽っているのに気づいてもだ。
「弟思いの可愛いお兄ちゃんだったな!俺が二番目は危険だと教えてやっても、最初は『デフテロスは違う』って反発してんの。でも根が素直なんだろう、闇を吹き込んだら反応が良くてねェ」
言葉と共に、見せ付けるような過去の映像が脳裏へ流し込まれてくる。
まだ聖闘士になってもいない兄の中へ注がれるメフィストフェレスの闇。いいように翻弄され、かき回され、そして侵食されていくアスプロス。杳馬の腕の中で兄がくたりと抱かれている映像を見せられるにいたり、デフテロスの怒りは爆発した。
「貴様…!」
「うわ、いきなりキレるなよ!お兄ちゃんを手に入れたのが『一番目』でなかったからって、そんなに怒る事無いだろ!」
部屋を吹き荒れる小宇宙とマグマの大渦の中、杳馬は慌てているようで、その実楽しんでいるのが見えみえだった。
「だって弟くん、まだ『二番目』にもなれてないんだろ?残念だったなァ、今ではあのお兄ちゃん、君の事が疎ましいだけだぞー」
「違う!」
「違わないって。弟くんだってそうだろ?お兄ちゃんが邪魔だったんだろ?殺してしまうくらいだもんなあ!」
メフィストフェレスは笑い続ける。そしてマーベラスルームが炸裂した。

(…この男だけは絶対に殺す。)
杳馬の放った時空の渦に巻き込まれながら、デフテロスは憎しみを胸に刻み込む。そして兄の名を魂で叫んだ。

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