今日も暖かくていいお天気です。洗濯をしまくりたい。GWまでずっとこんな天気ならいいのになあ。主に職場の商売繁盛的な意味で。
寒い時期だとデフテロスにくっついて寝ていたアスプロス兄さんが(デフが湯たんぽ代わり)、暖かくなってきたので普通に寝るようになって、寝やすいのだけれどもちょっと物足りないデフテロスとか妄想しているんですが、暖かくなったらなったで外で膝枕シェスタすればいいのだという当たり前の事を、私も妄想内デフテロスも先ほど気づきました。
デフテロスはカノン島で我を磨きましたけど、我とは何かをきちんと知らない弟君が、他人の居ない場所で一人で磨く「我」ってどんなだと思うと、多分「まず一人で立つこと」系の基本部分だと思うのですが、独学なだけに、たまにピント外れだったりしても可愛いな!
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暖かな午後の日差しの中、アスプロスは小さくあくびをした。土地の痩せたカノン島の山肌にすら、あちこちに淡い緑の絨毯が見える。春が来たのだ。
風に乗って流れてくる草の匂いと、ぼんやりとした気だるい陽気が、よりいっそうの眠気を誘う。
小屋へ戻ろうかと考えて、アスプロスはやめた。空には青が広がっているというのに、屋根の下で眠るというのも勿体無い。
「デフテロス」
弟を呼ぶと、すぐ目の前の岩の上へ、褐色の肌をした自分の写し身が転移してきた。
「どうしたのだ、アスプロス」
「眠い」
「良い天気だからな」
「ああ、それでお前を呼んだ」
「?」
「枕になれ」
「……??」
「お前の膝を貸せと言っている。横になりたいのだが、この辺りは火山が近くて土地が固い」
そのまま寝ても心地が今ひとつゆえに、枕代わりをしろということだ。
「………」
デフテロスは多少戸惑っている。己が枕扱いされることは、模造品扱いされるのとどう違うのか一生懸命考えている様子である。
アスプロスはそんな弟の戸惑いなど無視して引き寄せ、その場に座らせるとさっさと膝に頭を乗せた。
「兄さん、俺はまだ良いとは返事を、」
「悩んでいる時間に膝を有効活用させろ。俺が起きた頃までにはお前の中で答えも出るだろう?」
弟の困惑になど全く配慮する気のないアスプロスは、さっさと目を閉じて眠りについた。
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でも弟が一生懸命考えて、シェスタ後の兄に自分の考えを話そうとしても、兄はそんなことはもう忘れてますよ。
4/25 雑食様>お声をかけて下さり有難う御座います。おおっ、一輝読み(一発変換)なさって下さったのですね!拙宅の話は色々入り乱れなので、雑食OKの方でないと一気に読まれるのは難しいのではないかとお名前で気づきました(>▽<;)文章力の微妙なSSばかりですが、少しでもお心に留まるものがあれば良いなあと思います。またお暇な折にでもぜひお越しくださいね!皆様が萌え話などを振って下さると大喜びする管理人です。お言葉で元気を頂きました!
ほかパチパチ下さった皆様に御礼申し上げます。やる気の源です!