お友達と毎年恒例のケーキ交換で、三笠本館のボンバー2009を頂きました。とっても食べ応えのあるボリュームです(>▽<)
LCのDVD4巻も届いていて、これはクリスマス当日にゆっくり見るのです。チャンピオンも買い、ダンスパーティーも無事に終わり、精神的には豊かで平穏なイブでした。仕事で終わりましたが(フ)
そういえば先日、アスプロスがうちのホテルのダンスパーティーに来てくれた場合、黄金聖衣着用だと他のお客さんにぶつかったとき危険だからダメとか書きましたが、考えてみたらそれ以前にダンスホールは土足厳禁でした。ごめんねアスプロス脱いで来てください。でもサガなら全裸でもOKな気がするのに、アスぷーだと警官に連れて行かれそうな気がするのは何でだろう。
以下LC双子SS。今週のLCネタバレありますご注意下さい。
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今日もペアルックの装いで弟との外出を果たしたアスプロスは、かなり羞恥心を犠牲にしてはいるものの、デフテロスとのコミニュケーションには自信を取り戻しつつあった。
(フ…この俺が本気を見せれば、弟を満足させることなど造作もないわ)
闇の一滴による長年の性格歪曲のため、根拠も無く増長するのがアスプロスの悪い癖である。帰宅するなり当たり前のようにデフテロスへ茶の支度を頼み、自分は椅子に腰を下ろして足を組み寛いでいる。
カノン島では、時代的にも場所的にも高価な紅茶や珈琲などは望むべくも無く、自生している香草類を乾燥させ煎じて飲むくらいしか出来なかったが、アスプロスはデフテロスの淹れるハーブティーをとても気に入っていた。
デフテロスも兄の世話をすることに何の疑問も持っていない。適量の湯を沸かしたやかんへレモンバームを放り込み、蒸らしてからカップに注いで蜂蜜を落とす。作り方はぞんざいなようで、兄の好みには適った飲物がきちんと出来上がる。
デフテロスはそれを兄の元へ運びながら、ふと小さく溜息をついた。
「どうしたデフテロス」
見咎めたアスプロスが疑問を口にする。思いを言葉にすることが苦手な弟に対して、呼び水となる声を掛けてやる気遣いくらいのことは、アスプロスも学んでいる。
「いや…気にするな、アスプロス。詮無きことなのだ」
「何か悩みがあるのならば、話してみろ。俺に出来ることならば何とかしてやろう」
「優しいな、アスプロス」
デフテロスの目にまた色眼鏡が掛かり始めたが、アスプロスは無視して先を促した。意を決したのかデフテロスがぽつりぽつりと言葉を紡ぐ。
「その…先日ペガサスと話をする機会があってな…」
「ふむ、あのメフィストフェレスの息子で神殺しだという?」
「そうだ。そのメフィストがペガサスに初めて父として出会ったとき、『おいらの愛しの息子!会いたかったよテンマー!』といって抱き倒したそうなのだ」
その場面を想像してしまい、杳馬に対する嫌悪感もあって顔をしかめそうになったアスプロスだ。受け取ったハーブティーを、話の口直しとばかり早速飲み始めている。しかし、デフテロスのほうは目をキラキラさせていた。
「やはり家族の再会はそうありたい…あれを兄さんにもしてもらえたらと思って…」
思わずハーブティーを噴いたアスプロスだった。
(アホかーーー!)
叫びかけ、デフテロスの表情に気づいて押しとどまる。思えば自分とデフテロスの再会のときなど、技のかけ合いから始まったのだ。まあ…自分のせいで。
デフテロスが寂しさを交えた笑顔でにこりとする。
「いいのだ。兄さんがまだ俺に疎ましさを感じているのは判っている」
「そんなことはない!」
反射的にアスプロスは声を上げた。今の弟との距離感に戸惑っているだけで、鬱陶しいなどとはもう思っていない。けれどもデフテロスの方はそんな風に思って…恐れていたのだろうか。兄に嫌われる事を恐れるあまり、それを振り払うかのごとく愛情を求めてしまっているのだろうか。
そう考えると、弟の願いをぞんざいにすることは出来なかった。
アスプロスは立ち上がり、カップを置いてデフテロスを抱きしめた。
「愛しの弟。死んでいた間も、ずっと会いたかったぞ」
決着をつけるためにであったが、とりあえず嘘は言っていない。
多少棒読みなものの、デフテロスがぎゅーっと無言で抱き返してきたので、アスプロスはあやすように背中を撫でてやった。
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クリスマス中にはLC感想やらDVD感想やらそのほかやらで、もう1度書き込みに来たいなあ…
12/23&12/24 天然ボケのサガに吹きました~様>2夜連続のいっぱいパチをありがとうございます!しかもカピバラ豆知識まで!…カピバラは湯のなかでンコしちゃうのですか…それは女神と一緒に漬けられませんね(´・ω・`)
拙宅統合サガあたりですと「起きているから生理現象を起こすのだ」などといって、気絶させたカピバラを浮かばせそうな勢いです。ぷかぷか何匹ものカピバラが横浮きする教皇宮の風呂…シュール!溺れかけてるカピバラを慌てて女神が回収するパターンも頂いたコメントで想像してしまいました(笑)
それとはまた別に以下昨日のオマケを捧げます(>ω<)。
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女神に突っ込まれたサガは、ハっと目を見開き、恥ずかしそうに顔を伏せた。
「言われて見ればカピバラは南アメリカ生息の齧歯類…日本の伝統行事に使えるはずもないことは一目瞭然でございました。このサガともあろう者が…」
問題はそこではなかったが、沙織は気づかぬフリをしてあげた。
「良いのですよ。ギリシア育ちの貴方が日本の行事を知らぬのは、当たり前の事です」
サガは慎ましやかな微笑を返す。
「ニホンザルを使うのですね」
「猿は自発的に温泉に浸かっているのです。というよりもサガ、日本には動物を湯に漬けて健康を祈る習慣はありませんよ」
沙織は今回もにこやかに訂正を入れておいた。
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元気の出るコメントを有難う御座いました!
12/24 owleyes様>メリークリスマス!(>▽<)そしてお仕事お疲れ様です!owleyesさんを見習い、私もクリスマスネタのロスサガを書きたいココロ。アイオロスは光速で靴下を編みそうですよね、サガ捕獲用の(笑)
枕元に貰えるのを待つのではなく、自分で捕獲しに行くのがハンター射手座らしいと思いました。
カピバラSSへのお言葉もありがとうございます!女神とサガとカピバラ、絵的に似合いそうですよね!「全て雌で、しかもえり抜きのパルテノス」のお言葉に、全部を雌にするところまで配慮するところが一層サガらしいとowleyesさんの洞察に感動しました。確かにアテナの風呂に漬けるのなら雌でないと…!パルテノスって何だろうと調べさせて頂いたのですが、なるほど勉強になりました!パルテノン神殿を持つアテナの湯浴みに同湯を許すのであれば、畜生であれ未通でないと!
…ホントにえり抜きな…(・ω・)サガならやってくれそうです。
素敵なお言葉を有難う御座います。凄くパワーを頂きました!お互い年末年始関係ないお仕事ですが、頑張って乗り切りましょうね(^▽^)
ほかパチパチ下さった皆様に御礼申し上げます!