星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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お友達から入浴時に使えるバラの花50個セットを頂きました(^▽^)
これで「アフロディーテから薔薇風呂を用意してもらった教皇サガ」というディープな設定での入浴を楽しめますね!

黒サガにも白サガにも似合いそうです薔薇風呂。風呂ではなく本人に飾っても似合いそうです。何せサガの身体は芸術品だから…!

サガを見習って身体を整えねば。そう思っているのに今日もスパゲティーを食いすぎてしまいました。年末年始が控えているというのに…
テキトーに作ったパスタが思ったより美味しかったのが悪い。

<用意したもの>
三分間で茹で上がるスパゲティー 分量適当
かごめトマトケチャップ 分量適当
エクストラバージンオイル 分量適当
おろし生にんにくチューブ入り 分量適当
乾燥バジル 分量適当

適当に全部混ぜたものを茹でた麺に絡めるだけ!これをイタリア料理と呼んだらデスマスクに怒られそうだ。でも3分で出来るからついお代わりまで作ってしまいました。昨日はケーキも食いすぎたと言うのに…小宇宙を燃やせば脂肪も燃焼されるでしょうか。

それはさておきクリスマス双子。
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異教では聖夜と呼ばれる日ではあるものの、別神を奉ずる聖域や海界ではあまり関係がなく、いつもどおりの仕事が待っている。
それでも夕飯くらいは家族で共に食べようと思い、海龍の宮で弟の仕事の終わりを待たせて貰っていると、カノンは鱗衣を纏ったまま帰ってきた。黄金聖衣とは異なる色合いながらも、海の闘衣は美しく、悔しいがカノンにとても似合っていることは否定できない。
「まだ仕事があるのか?」
そのための鱗衣着用かと尋ねるとカノンは首を振った。
「いや…少し出かけたいところがあって。お前は暇か?」
暇も何も、カノンと過ごす為に海界まで降りてきているのだから、用事などあろうはずも無い。そう言うとカノンはわたしの手を引いて、いきなり異次元経由で空間転移した。
「どこへ行くのだ」
「オレの守護する海の底へ」
「北大西洋か」
会話の合間にもシードラゴンの、カノンの力がわたしを包み込む。異次元移動程度ならば聖衣がなくともわたしは平気なのだが、カノンが生身のわたしを保護したのはそれだけが理由ではなかった。
理由は異次元を抜けた時、すぐに判った。
「ここは…」
連れて行かれたのは予告どおり深い海の中で、なのに海界神殿にいるときと同じように呼吸が出来る。海下ゆえの水圧も感じない。おそらく鱗衣と海龍の加護によるものだろう。こればかりは双子座の聖闘士には真似のできない効力だ(一定空間に結界を作り、海水が入ってこないようにすることなら出来るだろうが)。
いや、そんなことよりも目を奪われたのは、ほぼ暗黒の世界であるはずの海の底で、宝石のような光の乱舞が繰り広げられていたことだ。
何千とも思われる幻想的な輝きの正体は、海の発光生物。それも一種類ではない。北大西洋東部において、深海魚の7割が発光するということを差し置いても、これだけの発光生物が一箇所に集まると言うのは不自然だ。
カノンの顔をちらりと見る。カノンはわたしの疑問を読み取って笑った。
「想像通りだ。少し集まってもらった」
シードラゴンの力を使ったとの事らしい。
光の乱舞は圧巻だった。わたしは息をするのも忘れて見入っていた。
「地上の光もいいが、海の命の光もなかなかだろう?」
「…ああ、美しいな」
それは嘘偽りの無い本心だ。空に瞬く星たちの光とも違う。街に光るイルミネーションの輝きとも違う。まさに命の輝きであり、その輝きが夜の海を縦横無尽に埋め尽くしている。
横に佇むカノンの手が、わたしの手を握った。
「サガ、オレは偽りの経緯であったとはいえ、海龍の海将軍になったことを、今では良かったと思っている」
「…そうか」
わたしはカノンの手を握り返した。
そうしてわたしたちは、二人で黙って海の光を眺め続けた。

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双子デート。
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