星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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いつもの勝手設定でタナ×白前提のタナVS黒
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自ら死を選んだサガは、他の人間よりもタナトスとその影響に弱い。
しかし、サガの中でも黒の意思を持つほうの人格は死を選んでいない(ある意味死んだ事もない)ため、タナトスの影響を受けなかった。
相反する性格そのままにタナトスを拒絶する黒髪のサガを、タナトスは怒るでもなく面白そうに眺める。
「相変わらずお前の方は、色気のないことだ」
「そう思うのであれば、私に構うな」
紅く燃える瞳で睨み返すも、タナトスは動じない。それどころか、なおもからかうように顔を覗き込む。
「半魂を私が捕らえているのが許せぬか」
「……」
その問いを無視した黒サガの反応そのものが、タナトスへの回答であった。
「クッ…ハハハ!」
「…なにが、おかしい」
怒りを押し殺した声を黒サガが吐き出すと、タナトスは嘲笑の色を浮かべた。
「アレを俺へと差し出したのは、お前ではないか」
「なんだと」
「もう一人のお前は本来光の側にいた。だがそれを影の側へと突き落としたのは誰だ?お前の野望のために払われた犠牲の前で、あの者がどれだけ死を望んだか知っているか。それでもアレは死ぬ事が出来なかった。女神が戻るまでは聖域と地上を守り、万が一にも女神が戻らぬときには、己が聖域を率いて聖戦に備える義務があったからだ。13年間かけて、胸の奥でアレは俺に焦がれ続けた。女神の前で自死を選んだ時、アレにとって死は歓喜と同義であった」
「違う。あの歓喜は女神に対するもの」
「同じだ。『サガの死』によって、小娘は真の意味で聖域の女神となったのだから…忌まわしい事だがな」
だから、とタナトスは続ける。
「お前が俺に今更腹を立てるのは、滑稽なうえに勝手であるとは思わぬか」
黒サガは、ただ唇を噛みしめるしか出来なかった。

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たぶん拙宅黒サガはすぐ「それはそれ、これはこれ」という心の棚を作成しますよ…
自分用プレゼントの射手座の超像が届かないなーと思っていたら10/31発売に伸びてました。でも待つ時間も楽しいものですよね。

アイオロスは誰かとデートの待ち合わせをして、相手がその時間に遅れても、その時間を楽しめるタイプ。でも規律には厳しいので、いい加減な理由での遅れは許しません。
サガはまず遅れないのでお似合いカップル!

大人同士のアイオロスとサガのデートを妄想したら困るほど萌えました。二人とも男前すぎてどうしよう。

星矢とサガでシェスタタイム!
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「私がもしも、世を統べる神であったなら」
サガは自分の膝を枕にして転がっている星矢へ話しかけた。
「やはり人間を滅ぼそうとするかもしれない」
「それは、ハーデスの言うように、人間が堕落しているから?」
膝元まで流れ落ちるサガの髪を指で絡めながら、星矢は話に付き合う。
「滅ぼす建前としては、そのように言うかもしれないが」
話しつつ彼が後輩へと向ける目つきはとても優しく、穏やかなものだ。
サガがこのように接触を許し、内面を語る相手はごく限られている。
「人の持つ小宇宙を恐れて、そうすると思う」
「サガならそんなことしない」
かつて反逆者として大罪を犯し、聖域に君臨していたサガを星矢は打ち倒した。しかし現在そんなことは何でもなかったかのように、星矢はサガへ接する。
傍から見れば、先輩へと甘える後輩という図式に見えているかもしれないが、実質その構図に甘えているのは元罪人のサガであり、その事を理解しているサガは、誰よりも星矢に対して優しく接した。
「有難う」
星矢の応えに対して、外面だけではない神のような笑顔を見せる。
「星矢、お前は象と蟻が純粋に力で戦った場合、どちらが勝つと思う?」
「そんなのは象に決まっているだろ」
きょとんと見上げる後輩の額にかかっていた髪を、サガは指先で整えてやる。
「本来であればそうだ。生物が持つ力の差は、覆らないのがこの世の理であり、弱肉強食の仕組み」
だが、とサガはいう。
「小宇宙はその順列を変える。どれだけ物理的な差があろうと、命を燃やす事によって、種の強弱を平等とする力だ」
「確かに、人間が神を倒せるのは、小宇宙のお陰だもんなあ」
「そして、その小宇宙を引き出すのは、人の愛」
サガは星矢の額へ軽く口づけを落とした。
「私が神であれば、人の愛を恐ろしいと思うだろう」
「そうかな。サガはこの世に怖いものなんてないように見える」
星矢は目を丸くしたものの、直ぐに笑い返した。

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拍手返信は夜にさせてください(>ω<)ノ

シュラ黒←ロス(二人狙い)
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「俺が教皇になったら、サガがその地位でやりたかった事を、代わりに全部やってあげる。だから俺の補佐にならない?」
そう言ってニコニコと見つめるアイオロスへ、黒サガは負けずに笑顔で返したが、その視線は鋭い刃のようだった。
「傀儡政治の誘いとは面白い事を言う」
「いや実権を渡すつもりはないけど」
「『私』が執行せぬ権力に何の意味がある」
「世界平和の実現なんて、誰が実行しても同じだと思うけど」
黒サガは目を細めた。
「私が世界の平和を望んでいると思うのか?」
「ああ」
アイオロスは少しも迷わずに答える。
「サガはそういう男だよ。だから右腕に欲しい」
「他を当たれ。女神の命ならばまだしも、貴様に従う気は無い」
黒サガの返事も早かった。
ここのところ、毎日のように双児宮へやってきては、手を変え品を変え黒サガを誘うアイオロスだったが、戦果は今ひとつだ。現状はその掛け合い自体を楽しんでいるところもあり、断られても全く気にしていないものの、少し戦法を変えてみようかと次期教皇は目算した。
「他を当たれ、ね…じゃあ誰が適任だと思う?シュラとかどうだろう」
山羊座の名が出た一瞬、黒サガが表情を硬くしたのをアイオロスは見逃さなかった。
「シュラを、貰ってもいい?」
「私に答える権限はない。それはあの男が決める事だ」
にべもなく切り捨てるも、その声には僅かな戸惑いが混じる。

(ぶっちゃけ、二人とも補佐に欲しいんだけどね。さて、どう攻略したものか)
落とし甲斐のある獲物を目の前にして、射手座の主は楽しそうに相手の急所へ狙いを定めた。

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上手くやれば一石で二鳥落とせる感じ。
今日もぱちぱち有難う御座います(^^)返信は夜にさせて下さいね。

カニ誕2008JUNKのSS「ピー」の続き。
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サガの誤解により、誕生日に大量の柿ピーを贈られたデスマスクは、1ヶ月かけてその米菓を何とか食べ終えた。
(何故俺に日本菓子なのだ)
そう思っていたデスマスクの疑問は、アフロディーテやシュラとの会話で氷解することとなる。
「お前らがいい加減な情報をサガに与えやがったのか!」
と二人に怒るも、
「お前の好みの一端を覚えていただけでも有り難く思え」
の一言で切り捨てるアフロディーテは論外として
「俺も日本のアイドル名までは…すまん」
とシュラのように謝られると、好意から出た行動だけに文句も続けにくい。
「のりピーはアイドルじゃねえぞ、女優なんだからな」
とりあえず譲れない部分を訂正し、サガの誤解も解くよう念を押したのだった。

シュラを通じて『デスマスクが好きなのは、かきピーではなくのりピーだ』との情報を得たサガは、また日本人である星矢の元へ向かった。
星矢はサガの話しを聞くと「あ~、そっちか」と声を上げ、それからすまなそうにサガに手を合わせた。
「ごめんサガ!まさかデスマスクがそんな日本に詳しいと思わなくて…ピーがつくものと来たらてっきり柿ピーのほうだとばかり!」
「いや、きちんと確かめなかった私が悪いのだ」
「それにしてもイタリア人なのに、良くのりピーの事知っているなあ」
「彼はことに東洋についての造詣が深い…私も見習わねば」
二人は暫しデスマスクの話で盛り上がったあと、今度はちゃんと喜ぶものを贈ろうという結論で会話を締めたのだった。

一週間後、巨蟹宮のデスマスクの元には大量の海苔ピーが業務用ダンボールで送りつけられた。

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うちのホテルの売店を見たら海苔ピーパック(by亀/田製菓)を売っていたのでつい。

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