聖櫃に封じられたタナトスに対し、大した時間でもないので頭を冷やすのだな的な事を言っていたヒュプノス。神にとっては数百年程度は短いようです。
その短い周期で、起きるごとにアテナへつっかかって聖戦を起こしていたハーデス。きっとヒマなんですね…
女神からすれば封印しても封印しても、直ぐに起きては地上を狙うハーデスのことをモグラ叩きのように感じそう。ヒュプノスも「まあ気長に適当にやるかー」な態度になるってもんですよ。
でもその横で真面目にやってるタナトス。不憫可愛い(>▽<)
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LCネタで双子神
聖櫃に閉じ込められたタナトスは、後から涼しい顔で封印されてきたヒュプノスを睨んだ
「今回もやる気が無かったようだなヒュプノス」
「そのようなことは無いぞ。ハーデス様の御為に、精一杯尽力している」
「では聞くが」
タナトスは指を突きつける。
「お前の深謀とやらで、アテナの聖闘士を何人始末した?俺はまがりなりにも教皇とキャンサーとやらを道連れにしたが」
「……まあ、細かいことは気にするな」
「何人だ?」
「……」
「ま、まさか一人も!?」
流石に突っ込んだタナトスの前で、ヒュプノスは素知らぬ顔で横になると、数百年のうたた寝とばかり眠り始めた。
「おいコラ!人の話を聞け!!!」
タナトスが声を荒げると、僅かにヒュプノスは金の瞳を開く。
「お前と二人だけで聖櫃で過ごすのも悪くないと思い、適当に切り上げてきた」
「~~~!」
小言の声も失うタナトスの顔に浮かんだのは、呆れなのか、それとも。
言いたい事を述べたヒュプノスは、今度こそ満足そうに目を閉ざした。
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それにつけても人様のサガ話を読みたい聞きたいですようー。
そして昨日も拍手下さった皆様、有難うございます(^^)励みになります。
今日は更新作業だけは沢山しました!原稿もしたのに進まないのは描き直したから!でもまた描き直す予感!駄目スパイラルー!(>ω<)
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「サガ。あなたが池に落としたのはこの銀のタナトスですか、それとも金のタナトスですか」
「金色のほうはタナトスではなくてヒュプノスだと思います。あと私が落としたのではありません女神」
「まあ、正直な貴方には両方を与えましょう」
「…貴女が叩きのめしたんですね」
「ちょっと悪さをしようとしていたところを見つけましたので。事前防衛です」
「…そして私に手当てをしてやれと言っているのですね」
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聖戦のときにヒュプノスによって瓶へ突っ込まれた女神ですが、どう考えても普通に闘えばヒュプノスをコテンパンにしそうな戦女神ですよ。
黙って立っていれば凄く格好よい青年の金銀神なのに、美少女神に叩きのめされている図を想像すると、私の頭の中ではとてつもなくお笑い状態になってしまいます。
神様同士のお話も書きたいなあ。
あと、シュラが勇気を振り絞って黒サガに外出の同伴(本人デートのつもり)を申し込んだら、あっさり黒サガがOKしてくれて、二人で夏の夜のギリシアの町に出かけるような、そんな妄想が勝手に漫画になってくれたらいいのに。ロスサガ妄想やタナサガ妄想や双子や以下略も。
それにしても暑いとサガを脱がせたくなりますね。全裸だと逆に暑苦しいのが残念。
星矢&サガ+瞬&カノンという組合せもすっごく可愛い気がするのです。
星矢&サガはいつものごとくとして、瞬もサガと同じ優等生タイプだから、カノンとしては得意分野ですよ!何だかんだ言って、カノンは面倒見良いですしね(その面倒の見方がぞんざいだとしても)
そもそも星矢&瞬の組合せが可愛いので、この4人で遊園地とかに行って欲しいなあ!
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「カノン、そういうわけで今から遊園地とやらへ行く事になった」
突然サガが話しかけてきた。
先ほどまで双児宮へ押しかけていたペガサスとアンドロメダの二人は、いつの間にか帰ったようだ。そういえばさっき挨拶をされたような気がする。ガキの相手は面倒なので、本を読んでいるフリをしておざなりにしか返さなかったが。
「ガキどもとか?あいつら、帰ったんじゃないのか」
「出かける準備をしに、宿へ一旦戻っただけだ」
「そうか、この炎天下にご苦労なこった」
ソファーへごろりとまた横になろうとしたら、サガがオレの手を掴んで無理矢理引き起こした。
「何を他人事のように。お前も一緒に行くのだ」
「は?なんでオレが」
「話を聞いていなかったのか。先ほど星矢と瞬がお前にも『後で宜しくお願いします』と挨拶していただろう」
「……」
話を聞いていなかったのは確かなので、反論ができない。
「私達は彼らの引率役だ。私が星矢の面倒をみるから、お前は瞬の面倒をみるように」
「勝手に決めるな!大体お前、一般社会のスキルなど無いだろう!むしろ星矢がお前の面倒みるのが目に見えるわ!」
「まるでお前にはそのスキルがあるような言い分だな、カノン」
「当たり前だ。冥界での引率に比べれば、遊園地でなど楽勝」
「ほぉ、ならば問題なかろう」
乗せられたと気づくも後の祭り、サガはウキウキと外出用の準備をし始めている。サガは子供好きなので、特にお気に入りのブロンズたちと出かけるのが嬉しいのだろう。
しかし引率などというが、最終的にオレが三人分の面倒をみることになるに決まっているのだ。
横でサガが当たり前のように聖域支給の軽装服を取り出したのを見て、オレは早速服指導から始める羽目になった。
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子供二人+大きな子供(遊園地では)の三人に炎天下振り回されるカノン。
ぱちぱち拍手も有難うございます(^-^)一服の清涼剤です。
漫画を描くと、自分の絵の下手っぷりが非常に良く判ってションボリです。
は、拍手コメントは今日こそ夜に…
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「なあサガ、タナトスのところに良く出かけているって本当か?」
双児宮に遊びに来ていた星矢が、突然そのような事を言い出した。
「ああ、時折な」
「何か脅かされてるのか?もしそうだったらオレがやっつけに行くけど」
思いもよらぬ星矢の言葉に、サガは目をぱちくりとさせた。
「な、何故そう思ったのだ?」
「だってあいつ性格悪いじゃん!俺の姉さんも殺そうとしたんだ」
星矢は聖戦時のタナトスの所業を挙げ、頬を膨らませている。
サガはなるほどと納得しながらも、星矢の頭を撫でた。
「それはタナトスが悪いな。もしも今後、そのような真似をまたするようであれば、必ず彼を止めよう」
星矢はプンスカしながらサガを見上げた。
「サガは脅かされているわけじゃないのか?」
「ああ」
「じゃあなんで、あんな奴のところに?」
少年らしくオブラートに包まぬ物言いで、サガは苦笑する。
「何となく…かな」
「ええー?」
当然星矢は納得しなかった。
「冥界に行くくらいなら、俺ともっと楽しいところに遊びに行こう!」
サガの手を掴み、返事も聞かずに部屋から連れ出す。サガは目を白黒させながらも、星矢のせっかちなところには大分慣れてきたので、逆らわずに手を引かせていた。
「とりあえず、今日はどこへ?」
「夏だから海!どっか静かな海へ行こう!」
いかに静かな浜辺であろうと、星矢がいれば賑やかになるのだろうなと思いつつ、サガは星矢の手を振り払わなかった。
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行き先は南海の孤島あたりで。着いてから水着を持ってこなかったことに気づいて、でも二人だけだからいいよねって感じで裸で泳いでくれたら100点満点です。
「サガ」
朝食後、外出の身支度を整えたカノンが兄を呼ぶ。
サガは頷いて、ただ「判った」と答えた。
そのまま出かけていったカノンを、横にいたアイオロスはサガと一緒に見送っていた。彼はたまたまサガと朝の訓練生指導が重なったため、その後サガから双児宮での朝食に誘われていたのだ。
「意外とあんまり会話しないんだね」
アイオロスがそんな感想を零すと、サガが不思議そうに振り向いた。
「カノンは割合とよく話すほうだぞ?」
「そうか?今だって」
「今日は海底神殿での仕事が遅くなるから、夕飯はいらないと言っていたろう。あと今日は良く晴れそうなのでシーツを洗っておいてくれと。その代わり土産に何か海界のものを持って帰るみたいだ。あとアイオロス…お前に…その、よろしくと挨拶していたぞ」
「ええ!?今そんなに会話してないだろう!」
「言葉は短いが、そう言っていたのだ」
実際は、『アイオロスが朝食を食い終わったらさっさと追い返せよ』…というニュアンスのこともカノンはサガに訴えていたのだが、流石に本人にはそれを誤魔化した。
「以心伝心というやつか…」
幸いアイオロスはそのような誤魔化しに気づくことなく、ひたすら双子の相互伝達能力に感心し(半分呆れ)ていたのだった。
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うう、転載作業をする予定が、急遽CGI改造作業が入って更新出来なかったです。