星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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給与振込口座と各種引き落とし口座が異なるため、都度入金カードを利用して毎月お金を移動させています。
手入力しなくても、この送金カードがあれば楽チンさ!…なんて思っていたら、銀行カードの方を入れ間違えて、同じ口座から同じ口座へ入金しちゃいました\(^▽^)/
夜の入金であったため、翌日の引き落としまでに銀行に連絡すれば大丈夫かなと思い、そのATMから連絡してみましたが駄目なものは駄目なモヨウ。手数料もったいなー!

同じようにアイオロスなどが、サガから「カノンに渡してくれ」と預かった品物を、間違えて「サガがこれをお前にと言っていたよ」などとサガへ渡し返したりして呆れられないかな!
今日も自分の失敗を二次創作に転化して誤魔化す管理人です。

サガとカノンは表情や振舞い方の違いからして、そっくりでも見分けはつくと思うのですが、拙宅アイオロスは二次妄想の都合上サガとカノンを時々間違えます(でも白黒サガの違いはすぐ判るという捏造設定)

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■誤届(ロスサガ+ラダマンティス)

「アイオロス。茶を出すどころか頼みごとをしてすまないが、カノンにこれを渡しておいて貰えないだろうか?」
双児宮に押しかけた俺へ、サガがすまなそうに1冊の本を渡してきた。
急な任務が入ったとのことで、今から出かけねばならないのだという。
サガと二人で過ごすアテが外れたのはちょっと残念だけれども、教皇の勅命とあらば仕方が無い。
なんでもこの本は、カノンへ頼み込んで海界の書庫から借りて貰ったものだそうで、汚れぬよう紙の袋に入れられている。
「俺に渡していいの?」
「ああ、別に機密関係のものではないのでな」
そういったものであれば、最初から聖域への貸し出し許可が下りないぞとサガは言う。
貸し出し期限は1週間。本を借りたのは1週間前。そんなわけで、どうしても今日中に返さねばならないのだと、双子座の主は困った顔で俺に頭を下げた。
内容は海界側で書かれた聖戦の歴史らしい。別の視点で書かれた戦史は海界の立場を理解するのに役立ち、また聖域側では失われてしまった記録などの補填としても参考になるそうだ。
話す合間にもサガは黄金聖衣を身に纏っていて、本当に急いでいるように見える。基本的に全てを自分でこなし、他人を頼るということをしない彼が、俺に物を頼むということも珍しい。
休暇中で断る理由もない俺は、その本を預かるとサガを見送った。

海界へ向かう前に、俺は町へ寄り道することにした。ポセイドンの領域と地上を結ぶポイントは世界各地に点在しているが、ギリシアにはスニオン岬を筆頭に、数多くのゲートがある。
その中でも海に近くて、行き来の便がよいテサロニキは俺のお気に入りだ。適当に食料を買い求め、足りなくなっていた生活用品なども購入した。黄金聖闘士ともなれば、自分の自由になるお金も多少はある。
ついでにサガへ日持ちのするお菓子でも土産に買おうかな…などと考えていると、通りの向こうに見知った顔が歩いていくのを見つけた。一人は冥界の重鎮ラダマンティスであり、もう一人はラフな格好をしたカノンだ。
彼らは気が合うのか、別陣営でありながら私的に交流が多いと聞く。
まさか、こんなところでカノン達に出会えるとは思わなかったが、海界へ行く手間が省けたのは都合がいい。
オレは早速二人に声をかけた。二人とも驚いたように目を丸くしている。
「デートの邪魔をして悪いな。カノンへサガからの預かり物があるんだ。渡したらすぐ行くから」
そう言って本を手渡すと、何故かラダマンティスは妙な顔をして、そのまま後ろを向いてしまった。よく見ると肩が震えている。笑っているのだろうか。
カノンの方は赤くなっている。ぐいと本をこちらへ押し付け、それだけでなく軽く握った拳でパコと俺の頭を突然叩いた。
「お前は…教皇候補が黄金聖闘士の見分けもつかぬと冥闘士の前で晒した挙句、公務に就いている者へデートだのなんだの…」
「は?」
「は?ではない。私はサガだ!」
「ええっ、出かけるときには聖衣だっただろう!」
「街中の移動には目立ちすぎるので着替えたのだ。此度は冥界との共同調査ゆえ、ラダマンティス殿と対応に当たっている…待たせてすまんな」
サガはそう言ってラダマンティスを振り返った。ラダマンティスは「構わん」と言ったものの、まだ口元が笑っている。しまった、いらぬ恥をかいた。落ち着いて見れば俺だってちゃんと判別出来るのに。

(キスマークでも目印に付けさせてくれれば間違わないんだけど)
こっそり胸中で呟いたら、それを読み取ったのか、サガの笑みが光り輝くようなものへと変わった。こういう笑顔を見せるときのサガは大層危険なのだ。
俺は慌てて別れを告げ、本物のカノンの待つ海界へと逃げた。

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こういう、どうでも良い時は間違えるけれど、いざという時には絶対に間違えないアイオロスだといいなと思います。

まだまだ誕生日ネタでいくのです。
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ほぼ垂直に切り立った崖の上に、星見の聖壇がある。スターヒルと呼ばれるその場所は、聖域の中でも禁区とされ、教皇以外の者が立ち入る事はまずない。立ち入ろうとしても、その険しさは物理的に人を阻む。出入りが可能であるのは、黄金聖闘士と一部の白銀くらいのものだろう。
教皇とて昼のスターヒルに登る事はほとんど無かった。シオンは感慨深げに辺りを見回す。夜には賑やかでうるさいくらい星がシオンへと語りかけてくるが、昼のこの場所の侘しさときたら。時折強い風だけが、強く岩場をなめしている。
シオンは迷わずに聖堂へと向かった。
「サガ、おるのだろう?」
勝手知ったる入り口から無造作に足を踏み入れると、案の定、長い髪の男が振り向いた。名を呼ばれた双子座の聖闘士は多少バツが悪そうに、けれども直ぐに膝をついて礼をとった。
シオンは当然のようにそれを受け入れ、聖堂の内部を一望する。サガによって定期的に手入れをされていたのだろう。そこは小奇麗に清められたままで、積年の埃なども感じられない。
顔を伏せたまま、サガは神妙に侘びを述べた。
「無断で侵入した罰は、いかようにもお受けいたします」
「何を今更」
シオンは半分呆れたように切り捨てた。過去の経緯を思えば、ことさら今になって無断侵入を咎めるのも馬鹿らしい。
「かように生誕日を祝われるのが嫌か。余人を避けるほど」
単刀直入に問うと、サガはますます顔を伏せたが、返答は無い。シオンは溜息を付いた。サガが朝から姿を見せぬと言ってきたのは射手座のアイオロスだ。ほおっておけと言い置いたものの、真っ先に脳裏に浮かんだのがここスターヒルだ。聖域から出ることなく、守護宮以外で黄金聖闘士が一人で過ごせる場所となると限られている。
「まあ、嫌な事は嫌なのだと行動で示せるようになったのは、お主にしては進歩だの」
「嫌なのではありません。私などには過分な厚意に思うだけで」
やはり嫌なのではないかとシオンは内面で苦笑した。
サガは子供のように、ぽつりと呟いた。
「それに、私はもう充分に祝われてまいりました」
自ら生を断ったサガが、己の第二の生を善しとしていないことに、シオンは気づいていた。聖闘士として、元反逆者として、贖罪のために生を受けたものの、未だにこちらのサガにとって命とは罰なのだ。
「それは、このシオンとしてであろう」
13年間、殺した者の誕生日を代わりに祝われる気持ちというのはいかようなものか、シオンには判らない。ただ、サガのような男にとって、それは地獄のような一日であったということは想像出来る。たとえもう一人のサガが、その痛みを簒奪の証と誇らかに笑っていたとしても。
そして、サガはその痛みから逃げるような男でもなかった。彼は決して半身の傲慢を肯定はしなかった。13年間の誘惑を退け、苦しみを耐え抜いた男が、他人の許しから逃げている姿は滑稽でもあり哀れでもあった。
「サガよ、私はお前自身の生を祝う」
サガは顔を上げた。その表情にはまるで断罪されたかのような畏れととまどいの色がある。それを見たシオンは、手のかかる子供ほど可愛いものだという言葉を思い出し、老いたものだと自嘲した。いまサガへ沸いた感情は、まるで孫の成長を楽しむ曽祖父のものではないか。
「お主の奪った、私の誕生日は返してもらったぞ。後は勝手にするが良い」
「私に、戻れと命じないのですか?」
「それはお主の決めること」
誕生祝いに、1日くらいスターヒルの使用権をくれてやるわと伝えるシオンへ、サガは再び黙って頭を下げる。
(サガはきっとこの孤高から降りるだろう)
そんな予感を胸に、シオンはサガの頭を撫でた。

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サガやカノンを甘やかしたい波が来ております(>ω<)

今日も双子でリバ的なアレ
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着衣を脱ぎ、上半身裸になってベッドへうつぶせになったオレの背中側から、兄のサガが静かに声をかけてくる。
「カノン、本当に良いのか?」
「今更聞くな。やるならさっさとやれ」
そう言ってやったのに、まだサガは躊躇しているようだ。
「だが、お前は初めてなのだろう。私も恥ずかしながら、このような事はしたことがない。もしも痛かったら、直ぐに止めるので…」
「うだうだ言うな。オレが良いと言ってんだから早くやれ」
きっぱり急かすと、サガはようやくオレの肌に指を這わせ始めた。
背にかかる髪を払い、サガの指先が肩甲骨の下端をゆっくりと探る。
くすぐったくて捩りたくなる身体を、意志の力で抑えた。
「この箇所を東洋では膈兪というらしい」
サガが指先に力を込め、思わず声を漏らしたオレは、慌てて口を押さえる。サガは笑った。
「この程度で声を上げているようでは、この先持たぬのではないか?」
「…っ」
一発で探り当てられたツボへの刺激が、意外と気持ちよかったなどと言うのも癪で、オレは枕に顔を埋める。
「カノン…されてみてもしも悦かったら、次は私にもしてくれないか」
する前からもう、した後の話なんぞしやがってコイツは全く。
デリカシーがないというか何というか。サガはこういう奴なのだ。

脳内で文句を言っているオレの心情など斟酌もせず、サガは背中のツボへ童虎から貰ったお灸のもぐさを置き、線香でその先端に火をつけた。

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またいつものワンパターンオチで。
「HAPPY BIRTHDAY カノン」
そう言ってサガが持ってきた皿の上には、シフォンケーキが乗っていた。薄いピンクのクリームがたっぷりと添えられている。受け取って顔を近づけると、ほんのり覚えのあるローズの香りがした。
「アフロディーテのところの薔薇か」
毒入ってねえだろうな、などと思いながら呟くと、サガが微笑んだ。
「ああ、アフロディーテがお前のためにと沢山薔薇をくれたのだ。ちなみに、それを使ってケーキを作ってくれたのはデスマスクだよ」
サガは菓子の名前が判らないのだろう。バームクーヘンだろうがタルトだろうが、全部ケーキと呼んで誤魔化している。
甘いものはそう好きというわけでもないのだが、デスマスクが作るものは絶品で、辛党のオレでも美味しくいただける。
サガは自分用のケーキもテーブルに置き、紅茶を淹れ始めた。気持ち悪いくらい機嫌がいいのが判る。サガはいつでもニコニコしているが、意外と感情は表に出さない奴なのに。珍しいなと思いながらもフォークを手に取り、ケーキに突き刺すと、その先端に何か硬いものが当たった。
(ま…まさか、指輪か?)
祝い事・ケーキ・中に入っているプレゼント。この三点セットが揃っている状況下では、そんな連想をしてしまっても仕方ないと思う。
平静を装いつつも、多少震える手で慎重にケーキをほぐしていくと、中から出てきたのは予想外のものだった。
「…何だこりゃ」
それは、親指の爪ほどの大きさの、精巧なジェミニ聖衣のミニチュアで。
サガは淹れ終わった紅茶のカップをオレの前へと押し出す。
「それは本物の聖衣と同じ素材で出来ている。私の聖衣が砕けた部分を、ムウに頼んで加工して貰ったのだ。足りない部分の原料は、シュラが探してきてくれた」
「オレにジェミニとしての自覚を持てということか?」
思わずそう言うと、サガはごそごそと何やら取り出した。
今度こそオレは目を丸くした。それはシードラゴンの鱗衣を模したミニチュアの小さなストラップだった。…どうみてもオリハルコン製の。
「おい、それの原料はどうした!まさか鱗衣を削ってきたのではあるまいな!」
「お前の想像どおり、これもシードラゴンの一部だが、削ってはいない。ポセイドンが砕けた部分を下さったのだ」
シードラゴンの鱗衣が砕けたときというと、ポセイドンの矛を受けたときしかあるまい。ポセイドンとサガの間でどんな話がなされたのか気になるが、まずはサガの話を大人しく聞くことにする。
「聖衣には共鳴する性質があることを知っていよう」
「ああ、鱗衣も同じだぞ」
「このミニチュアも、わずかながら同じ性質がある」
サガはそのシードラゴンのストラップを大事そうに両手で持った。
「海界と地上では界が異なるため、小宇宙通信が上手く届かぬ事もある。いや、海界に限らず、お前も私も立場がらさまざまな界を渡ることもあろう。そんな時でも、これがあれば…聖衣や鱗衣をまとっている互いへのナビとなり、交信が容易くなる」

『むやみに束縛するつもりはないが、これを持っているだけで、離れていても安心できるのだ』サガがそんな事を言うものだから、オレは赤くなった顔を誤魔化すために、ひたすらデスマスク製のケーキを無言で食うしかなかった。

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3日前ブログの流石双子ネタから続けてストラップネタにしました。
そして頼んでいたノートパソコンが昨日届きました!双子誕生日に届けてくれるとは、なんて空気の読めるDELL!
いつものように目覚めたサガは、内面にもうひとりの自分の気配を感じぬことに気づいて目を瞬かせた。
よくよく意識を集中させてみれば、全く存在が消えたわけではなく、自身の奥底深くに身じろぎもせず沈んでいるようだ。
サガは深層意識のほとりで佇み、それから意をけっしてその中へと降りていった。本能と呼ばれる原始的感情の源泉近くに、黒サガと呼ばれる半身が横たわっている。サガはそっと話しかけた。
「何をしているのだ?」
黒のサガは、白のサガの呼びかけに振り向いたが、すぐにフイと視線を逸らした。
「お前こそ何をしに此処へきたのだ」
「お前を呼びに」
間髪いれず返された声を聞いて、黒のサガは苦笑する。
「今日が何の日か知らぬお前ではあるまい」
「誕生日、だろう?私の。つまりお前の」
白のサガは黒のサガの隣へと腰を下ろした。
黒サガは相変わらず視線を合わせない。
「女神が私とカノンの為に、ささやかながら一席を設けてくれたそうだよ」
「知っている」
最低限の言葉でしか答えようとしない半身に、白のサガも苦笑した。頑固なところも自分たちは共通している。
手を伸ばして半身の頭をぽふと叩く。その手は振り払われなかったものの、ギロリと初めて黒のサガが睨み返した。
「祝われるのはお前だけであろう。私は邪魔にならぬよう此処にいる」
「何だ、拗ねているのか?」
「違う」
「そんな理由であるのならば、私は力づくでもお前を連れ出すぞ」
いつになく強引な半身に、黒のサガが目を丸くする。
「何のために」
「お前が私だというのなら、祝いも侮蔑も等しく受けるべきだからだ」
白のサガは、半身を撫でていた手を離して腕を掴んだ。
「もっとも本当にお前が望まぬのなら、私も行かない。ここで一日お前と過ごす」
「……」
黒のサガは諦めたように小さな溜息を付いた。
対照的に白のサガは微笑んで「Happy Birthday」と囁いた。

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黒白サガでお祝い!うう、拍手返信させて頂く前に出社時間になりましたので夜にお返事を…

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