星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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また寝てしまったのでバレンタインではなくLC杳馬SSSに…
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オイラはね、真っ直ぐな人間が大好きなんですよ。それも将来有望な若い子がいい。大人になってからだと固まっちゃってて、柔軟性の無いやつが多いですからね。その点、子供は純粋だし成長するでしょ。出来るマーブルが綺麗なの。見所のある子がいたら、オイラはその子に囁いて悪意の苗床を作り、そこへ闇の一滴を落とす。あ、たった一滴かって馬鹿にしませんでした?たった一滴だからこそ、本人も周囲も異変に気づかないまま見過ごしてしまうんですよ。
それに、その一滴は最初こそ一滴だけど、永遠に魂を蝕み続けるんです。密かに奥底まで落ちた一滴はじわりじわりと根を広げて、何年もかけて心のほとんどを侵食してしまう。成長とともに闇も増殖して消え去ることは絶対にない。
そうなった人間の末路はわりとワンパターンですねエ。家族に手を掛けるとか、人間不信になって命を絶つとか、お定まりのコースだ。でも踊らなくなっちゃつまらないですからね。そこに至るまでのあいだ、どれだけ激しいダンスを踊ってくれるのかが見所ってワケですよ。
え、心は痛まないかって?どうしてです?人生面白いか面白くないかじゃないんですかね?つまんない一生送るよりもずっと楽しいと思うんだけどな!
オイラ、別に大層なことは望んでないですし。
パーティーを宴の端で静かに眺めていたいってだけの、ささやかな壁際族なんです。

ね、ハーデス様もそうでしょ?
人間ごときの処罰は人間が自ら行えば良いのだと、依代を躍らせてますものね!

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書きながらもアスプロスのためにお菓子焼いてるデフテロスとか想像してるんですが。デフちーはテンマに「お前は小宇宙の扱いが不器用だ」とか言い放ってましたので、自身はとても器用なんじゃないかと思いました。まあアスぷーの練習を見ただけで真似できる子ですものね…その器用さを如何なくアスぷーのためだけに発揮して欲しいココロ!

サガのために発揮される年中組の能力や愛についても常時妄想中ですが、アフロディーテがサガにくっついて甘えているような場面をカノンが見た場合、妬く前に『なんだこの煌びやかな空間は』と遠い目になる予感。部屋の中がサガのきらきら+アフロの薔薇の舞い散る背景になってます(小宇宙によるイメージ映像)。

そして、バレンタインにお友達からもらったホールケーキにまだ手をつけれていない!今日こそは食う!
今日もぱちぱち有難う御座います(>ω<)元気の素です!
コメント御礼は夜にさせてくださいね!

通販購入で届いたポセイドンの息子の映画の原作本が届いたのでめくってみたら、盗まれた雷撃という単語にライトニングボルトとふってあり、アイオリアを連想してにまにましておりました。

昨日もラダカノを書きかけて寝てしまい、朝の超特急SS。
あと数日はバレンタインを主張している予感。
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大理石の執務机で一心に書類へ目を通していたラダマンティスは、馴染んだ気配を感じて溜息をつき顔をあげた。
「またお前か、カノン」
名前を口にしたことで精霊が召喚されたかのように、すぐ目の前の空間へ美しい男が姿を現す。
「ご挨拶だな。折角来てやったのだから、もう少し嬉しそうな顔をしろ」
「他界のねずみが軽々と侵入してくるこの状況で、どう明るい顔をしろというのだ」
ここはカイーナ城の最奥近い一室である。厳重なはずの警備をものともせずに現れる双子座のカノンは、毎度ながらラダマンティスの頭痛の種であった。
「安心しろ、他の三巨頭の城はもっとザルだぞ。お前の部下はかなり頑張っている」
「……」
ラダマンティスの心痛をよそにカノンは楽しそうに目を光らせ、机上へ透明なカード状の物体をぺらりと置いた。それは不思議な色合いの輝きをみせ、極薄だというのに中には色鮮やかな押し花が挟まれているようにみえる。
風雅には縁の無いラダマンティスから見てもそれは美しく、手を伸ばして触れるとひんやりとした感触が心地よい。
「これは?」
「しおりだ」
「本に挟むやつか?」
「他にどんなしおりがあるというのだ」
いつもの事だが話がかみ合わない。聞き方が悪かったのだと諦め、ラダマンティスは問い直した。
「このしおりが一体何だというのだ。お前の用件は何だ?」
すると、カノンの眉間に縦じわがよる。
「貴様、今日が何の日か知らんのか!」
「しおりの日なのか?」
「違うわ!2月14日ときたらバレンタインだろう!」
咄嗟にラダマンティスの脳内を流れたのは部下の天哭星の顔であったが、直ぐにカノンの言葉の意味に思い至った。
「ああ、地上ではそのようだな…それとしおりにどのような関係が…」
「しおりは関係ない。関係あるのは花のほうだ。ギリシアではバレンタインに花を贈る習慣がある」
そういわれてラダマンティスははたと気づく。
「そういえば、昨年もお前は花を持ってきた」
「覚えているではないか。だが、その時お前は言ったのだ…『物より思い出というが、物が思い出の証となるのもいいものだな』と」
「そんな事を言った気もするが、それがどうした」
「言われてオレは気づいたのだ。花は直ぐに萎れてしまう。冥闘士として半永久的に冥府で過ごしていくお前に、同じだけの時を褪せることのない花を渡したいと…オレが居なくなった後も」
聖闘士は有限の命しか持たない。死した後は輪廻に従って転生していく。冥衣とともに悠久を過ごす冥闘士とは異なるのだ。
いつになく真剣な様子のカノンに、ラダマンティスは黙って話を聞く。
「それゆえ、特殊加工を施した花を用意した。これはいわば黄金聖闘士の秘儀の結晶よ」
「…これがか?」
「貴様の目は節穴か!よく見ろ!」
まじまじと眺めても、ラダマンティスの目には『綺麗なしおり』にしか見えない。
何時の間にか行儀悪く机上に腰掛けたカノンが、憤懣やるかたないといった風情で解説を始めた。
「まずオレが摘んできた花をサガの持っていたぶ厚い辞書で押し花にして、色あせぬようカミュが絶対零度で氷化処理を行い、ムウが極薄のクリスタルウォールで挟み込んで温度遮断をして、最後にまたオレが次元処理を被せて原子を固定させたという、超高度な奥義の組み合わせなのだ!」
「……それで完成したのが、このしおりか」
奥義の無駄遣いという単語をかろうじて飲み込む。しかも、サガの辞書云々は奥義と関係ない。
「しおりならば、本の多いお前の職場でも使うだろう?」
だが、カノンの声を聞いたラダマンティスは我に返った。カノンがそこまで自分を想い、行動してくれたのだ。何故そこまで力を入れてくれるのかはよく判らないが、なんとなく胸が熱くなる。
ラダマンティスは黙って立ち上がり、奥の戸棚を開いて箱を取り出した。厳重な鍵つきのそれを手にしてカノンの前へ置く。その場で開けた箱には、一輪の花が入っていた。
カノンが驚いて目を見開く。
「これは…去年オレが渡した花…?」
「想いを込めて摘まれた冥界の花は枯れる事がない。普通に摘むとそのうち薄くなって消えてしまうがな。知っていて持って来てくれたのかと思っていたのだが」
そう、地上の生花を持ち込んでも冥府で枯れてしまうのではないかと恐れたカノンは、花を現地調達したのだ。
ラダマンティスは冥花の隣へしおりを置く。
「これも取って置くことにしよう」
「し、しまっておくな。普段使いにしろ」
「そうか」
ラダマンティスはカノンの顔を見て笑い出した。
「なんというか…正反対に見えて、お前のそういうところはサガに似ているな」
高スペックの方向性が微妙なところとか…ぶっちゃけ天然なところが、という言葉は飲み込む。
「なんだと!」
「…サガに喩えたのに、褒めていない事は判ったのか」
また眉間にしわを寄せ始めたカノンの頭をぽふりと撫でる。
「あと、オレはそこまで長生きをするつもりもない。お前と同じヒトとして、この生は定められた寿命内で収めるつもりだ」
「そうなのか」
「だから、まあ、お前と同じ速度で生きていく事になるのだろうよ…うわ、何をする!」
突然抱きしめてきたカノンのせいで机上の書類はぐしゃぐしゃになり、これは後で全部書き直すはめになるのだろうなと思いながらも、傍若無人な侵入者を咎める気にはならなくて、ラダマンティスは困ったように小さく溜息を付いた。

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今日もぱちぱちありがとうございます(>▽<)心の癒しです!
Aさまメールに小躍りです!帰社したらご連絡を入れさせて下さいね!
また寝こけてしまいました(>x<)出勤前の超特急ロス黒SS
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籠に何本もの薔薇の花を無造作に詰め込んで歩いている黒サガは、さながら花売りのようだった。
訓練場や修行領域へ足を運び、ぐるりと見渡しては、ときおりその花を探し出した相手に渡している。黄金聖闘士が雑兵たちのエリアまで下りてくる事は少なく、ましてや教皇まで勤めたサガから直々に花を渡された相手は、例外なく舞い上がった。そして、黒サガが立ち去った後は、受け取った相手の仲間たちが駆け寄ってきて、どういうことだとその者を取り囲む。驚きと羨ましさの入り混じった問いかけをするのだ。
白サガではなく黒サガの姿だが、最近は双子座の二重性に皆慣れたのか、そこは気にしないようだ。花を受け取った者は紅潮を押さえながら一様に答える。
「朝食を作ってくれた礼だとおっしゃって…」
そう、黒サガはカノンが居ない朝は、そのあたりの雑兵や神官を捕まえて食事を作らせる。一応礼として朝食の相伴はさせているのだが、白サガは『そんなことは当然だ。それ以外にもきちんと礼をしておくように』と主張するため、こうしてバレンタインに花を配っているのだった。
花はアフロディーテが用意してくれた。
最初に黒サガから話を聞いたアフロディーテは、にっこり毒薔薇を詰めた籠を渡してきたのだが、白サガからも頼まれては断れず、そうなると今度は黒サガに相応しい最上級の薔薇だけを花籠に詰めてくれたというわけだ。(ちなみにアフロディーテはこの依頼の報酬として、サガとのデートをもぎ取った)

そんなわけで黒サガが花を配っていると、アイロスが訓練生に稽古をつけている場に行き当たった。黒サガは少し首をかしげ、一応アイオロスにも薔薇を一輪差し出してみる。
「これは…俺に?」
アイオロスはとても驚いた様子だった。
「貴様にも朝食の世話になったことがあるからな。義理でだ」
「そうか」
「義理だぞ」
「ありがとう、サガ」
物凄く嬉しそうにしているアイオロスは、わざわざ2回繰り返された言葉など聞いているようには見えなかった。それはそれは物凄く嬉しそうだった。放置された訓練生たちが何事かと二人を眺めている。
黒サガは黙っていたが、溜息をついてもう1本真紅の薔薇を取り出し、アイオロスに追加で手渡した。

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バレンタインサガニサガ
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罰を常に望みながらも、人前ではそのような素振りを微塵も見せず微笑むサガに、デスマスクが一輪の花を差し出しながら言う。
「花(fiore)から罰(fio)を取り除くとと王(re)になるんですよ。アンタはただの花じゃない。俺の王でしょうが」
イタリア男の励ましに、サガも苦笑しながら応える
「もう少しだけ時間(ore)をおくれ」
「今やれるのは俺(io)だけだ」
そうしてデスマスクはサガの額に口付けを落す。

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イベント関係では、デスマスクとサガの組み合わせが一番スマートにこなしそうな印象が…蟹とサガがというより「蟹が」ですね。街で頼りになる男デスマスク!

街のデートでは、聖人風のサガと悪人顔のデスマスクの二人連れということで、周囲から「お二人はどういう関係ですか?」と凄く不思議がられると思います。
カップル成立している場合、サガは天然なのでニコニコ悪びれず「恋人です」と素で答えますが、周囲は「騙されてる…あの人絶対カモられてる…」とか勝手に想像してますよ!
むしろサガは貢がれてるんですけどね!
普段(公の場)では目上としてサガに敬語のデスマスクが、私生活では乱暴なタメ口だったりしても萌えますよ!でも黒サガには丁寧に言わないと後が怖い!

今日はロスサガVD本も注文させて頂き幸せいっぱいです(>▽<)

寒いと布団からはなかなか出られませんが、いろんなことのやる気だけは起きますよね。そんなわけで今週のLC感想です。

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