星矢関連二次創作サイト「アクマイザー」のMEMO&御礼用ブログ
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頂いた拍手コメントから双子を取り巻く環境についてまた考えたりしておりました。やはり人様のお言葉は刺激になりますね!(>▽<)

「自分が死んだらお前が双子座に」というサガの台詞は、双子だからスペア的な位置に考えてしまっていましたが、考えてみたらあれは後継者指名として捉えることもできるわけですよね。

たとえばカミュが弟子の存在を周囲へ内緒にしていたとして、「自分が死んだらお前が水瓶座として…」って氷河やアイザックに言った場合、それはスペア扱いはされないと思うんです。双子だから影だとかスペアだとかに思い至りやすくなってしまう。

サガはカノンを普通に後継者として考えていたのに、カノン側は自分をサガの影またはスペアだと思いこんで鬱屈してしまっていたとか、もしくはその逆パターンとか、変則バージョンも美味しいなと思いました。
いやその、普通にそのまんまスペアだった設定も美味しいんですけど、いろんなバージョンで妄想の幅を広げたいわけです厨二的に(>ω<)

二人実力者がいるのに聖衣が1個なんて…って方向についつい私も行ってしまうのですけど、アイザックがそのまま死なずにいた場合、やっぱり白鳥座聖衣が1個しかないので、そのときはアイザックか氷河のどっちがが雑兵ですよね。エピGでのアイオロスとガランしかり、アニメの王虎と紫龍しかり。
1つしかない聖衣を争うのは、本来は双子座限定の状況ではありません。
その上で、『知ったことか、聖域に内緒にしても二人で一緒に双子座やってくぞ!』って考えて行動したのがサガとカノン側であったかもしれず、そのパターンの場合、双子の環境に関して聖域にはなんの責任もありません。そういうケースなんかも考えていくと、さらに二次創作の展開が広がりますよね。
原作設定が曖昧なおかげで色んな解釈が出来て楽しいなあと改めて思いました。御大ブラボー(>▽<)
朝方5時ごろ、二世帯住宅の上階からちょっと来てコールが聞こえてきたので、こんな早くに一体なんだろうと起き出したら、泥酔状態の若者が上半身裸でうろうろしていました。
話を聞くと『町で飲んだものの深夜で電車がなく、タクシーに乗る金もなく、歩いてきたら親戚の家と間違えた、土砂降りのなか歩いてきて濡れたので服を脱いだ』ということのようですが、突然寝所にそんな酔っ払いが入ってきたら心臓縮むよ!
親が諭してビニール傘を渡して送り出し、何事もなく終わったのですけれども『全裸だったらサガネタにしたのに』と思った時点で私も負けですか(=ω=;)。
前にも我が家の車で勝手に寝てた酔っ払いのあんちゃんがいたのですが、今回は全くの無関係者ではなく、親が保護司として昔に面倒みていた子のようで、とりあえず我が家もちゃんと玄関の鍵は毎晩確認しないとなあと思いました。

聖戦後にサガがアイオロスと飲んで、普段は自制を失うほど酔わないのに、その時は積もる思いや自棄その他で記憶を失うほどになってしまい、朝になったら全裸でアイオロスと一緒に布団の中に居て真っ青になるサガはいませんか。酔って酒を零して法衣が濡れたのでええい面倒と全裸になってベッドに勝手に潜り込んだというオチで。ちなみにベッド占領時点では黒サガでした。
酔っ払ってるので白サガも黒サガも無意識に入れ替わり立ち代り状態でアイオロスと飲んで話をしていて、サガ側はそのことを覚えてないんですけど、アイオロス側は白サガとも黒サガともいっぱい話せて嬉しいなって思ってればいいですよ!
ちなみに、アイオロスまで全裸でサガの隣に寝てるのは、二人で全裸だったら朝起きた時サガがびっくりするだろうなっていうドッキリのためなんですけど、サガが真剣に「わたしに身体の痛みがないということは、お前が女役だったのだろうか」とか言い出したので、面白くてしばらく放置したアイオロスです(酷い)。

それよりもハッピーバースデー双子神(>▽<)
死の神なのに享楽的でニンフ侍らせてご満悦なタナトス様や、深謀すぎて勝利を逃しちゃうヒュプノス様が大好きです!
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タナトスが竪琴を爪弾いている。
その音色を楽しみつつ、ヒュプノスは昔を思い出して呟いた。
「おまえは、だいぶ変わったな」
すぐさま、どこが?と返ってくる。
「昔はもっと単純であった」
「成長の証だろう」
「いや、今もおまえは単純だが、もっと単細胞であったというか…」
「ヒュプノス。おまえはオレを馬鹿にしているのか」
竪琴の音が鳴り止む。ヒュプノスは慌ててフォローをしようとしたが、どう説明したものか、直ぐには考えあぐねた。
確かに昔と今のタナトスでは変化している。そして自分はその変化を悪く思っていない。昔より凶暴になることもあるが、こうして音楽を共に楽しむようにもなった。その違いはなんだろうか。
「そうか、人間だ」
思いついて口にすると、タナトスが怪訝な顔をした。構わずヒュプノスは続ける。
「原始において死は活動の停止にすぎなかった。意識を持つ動物が生まれて以降、多少の恐怖が付加されたものの、死は生の終焉、それだけだ。それが人が現れて以降、お前にさまざまな概念が重ねられた」
その変化を好ましいと感じるのは、自分が眠りを司る神だからか。
しかし、ますますタナトスの機嫌は急降下している。
「は?このオレが塵芥に影響を受けていると?」
「お前に限らず、概念を司るものは大なり小なり人の影響を受けているのではないかと…何をする」
話の途中で鼻をつままれ、ヒュプノスは目を白黒させた。
「せっかくおまえの誕生日だからと、祝いの曲を弾いていたのに、お前は聞きもせずそんなことを考えていたのか」
「…………なに?」
聞いていなかったわけではない。しかし、思わぬタナトスの小言にヒュプノスは一瞬思考を停止させていた。
「おまえが、死の神であるおまえが、わたしの誕生日を祝うと?」
嬉しさで舞い上がりかけるも、考えてみれば双子なのだから、タナトスの誕生日でもある。忘れていたヒュプノスはさーっと青ざめた。
「…もう一曲頼んでもよいか。今日はもう人間の話はせぬ」
「判ればよい」
タナトスが竪琴をふたたびかき鳴らし始める。
死が生を祝うなどと、本来の形からすれば不健全なのかもしれない。それでも嬉しいと感じてしまうのは、自分も人間の影響を数多に受けているのだろうなと思いながら、ヒュプノスは音色に耳を傾けた。

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今日もぱちぱちありがとうございます!毎日の癒しです!
黄金の枷の続きでカノンとサガ
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カノンは食事の間もずっと文句を言い続けていた。
「お前に枷など似合わないことこの上ない。そもそも何だそのセンスのないデザイン」
弟へおかずを取り分けてやりながら、サガが苦笑する。
「枷に見た目の善し悪しなど関係なかろう」
「あるさ。お前をさらし者にするための道具なんだろ?だったらせめて、見た目くらい良くしろっての…あ、鎖に気をつけろ。サラダの皿に入りそうだぞ」
サガの手首には枷が嵌められ、鎖がじゃらりとぶら下がっている。手首だけではない。首輪に足輪と罪人を示すそれらは、黄金聖闘士であるサガの行動を阻害まではせぬものの、日常生活にそぐわないことこの上ない。
すい、と袖をたくし上げるように鎖を流し、サガは意に介さず己も食事を続けている。
「さらし者にするのだから、嫌悪感を呼び起こさねば駄目なのではないか?」
「嫌悪感ではなく、あの男は同情を呼び起こすつもりだ。だいたい人権侵害だろ、こんな」
あの男、と呼ばれているのはアイオロスのことだ。サガは思わず噴出した。
「おまえがそんな言葉を使うとは思わなかった」
「うるさい。アテナはそういうのを大事にするんだろう」
「確かにそうなのだが…外で覚えたのか?」
サガはまだ笑っている。人権などという言葉は、聖域に馴染まない概念であった。女神の大切にするところを思えば不思議なことだが、それよりも優先されるものが多い世界なのだ。カノンの在籍する海界とて同じである。人の命よりも神の意志が尊ばれる世界。そうでなければ人類粛清など掲げられない。
「う…まあ、そうだが、使いどころの便利な言葉なんだよ。そんなことよりお前、嘘をつけないとか、困るだろ」
「いや、困らない。むしろ助かっている」
「本気か。お前も少しおかしいぞ」
「謝罪を、信じてもらえる」
カノンは眉を顰めた。
確かにその点では便利だろう。例えば13年間のサガに恨みを持つ者から糾弾を受けたとする。相手は魔拳により嘘がつけぬと知った上で、過去の悪事を暴こうとする。それに対し、サガはひたすら真摯に過去をさらけ出し、謝罪を行う。
幻朧魔皇拳の縛りなどなくともサガはそうするが、その状態で一切の言い訳や正当化がなされないことに、相手はまず驚き、次第にサガの高潔さを理解して心を打たれる。話を続けるにつれサガを許し、場合によっては敵対者から信奉者へ変わってしまうことすらある。
まずそれがアイオロスの第一の目的だろうと、カノンはふんでいる。
そしてサガだ。二重人格のサガにとって、自分のことは自分自身ですら信用がならない。だからこそ、本当の自分を信じてもらいたい…というのは何より希求レベルの高い望みであった。女神の前で自刃したとき、許しよりもそれを願ったことからも、それは証明されている。
その望みが、幻朧魔皇拳に冒されていれば、存分に叶うのだ。過去への負い目も加わって、サガは自分から魔拳を破ろうとは思わなくなる。ひいては、アイオロスが自分の上位にある状態を当たり前と感じるようになる。
そして、アイオロスはサガを補佐にほしがっている。
(サガを使い勝手の良い手駒にしたい…それが第二の目的ではないのか)
次期教皇としては当然の処置だが、サガの弟としては、腹立たしい。
「そうはいうがな、嘘をつけなくてアイオロスと上手くやれるのか?お前、アイオロスと自分は相容れないと思ってんだろ」
カノンは敢えて胸中とは逆のことを、良き弟を装って心配そうに突きつける。嘘ってのはこういう風に使うんだよと思いながら。
途端にサガはしどろもどろになった。
「わたしは確かにアイオロスに対して不穏な感情も持っている。それを隠すこともできない。しかし彼はそれでもいいと笑いとばすのだ。嫌われるのが当然なのに、それでもわたしに優しくしてくれる…彼の誠意に報いるために、せめて出来るだけのことをして尽くしたいと思う。そう思うようになったら、彼が教皇でも気にならなくなった」
着々と浸食されているようだと、カノンは頭を抱えた。
「あいつの方が、自分より上だと思うか?」
苦虫を噛み潰しながら、追撃の問いを吐き出すと、今度はサガは押し黙る。
(なるほど、嘘はつけなくても黙ることはできるのか)
カノンは問い方を変えた。
「あいつのこと、好きか?」
食卓に置かれたサガの指先がぴくりと震える。
「…わからない」
言葉ではそう言っているのに、わずかに瞳が熱く潤んでいる。
サガは嘘は言っていない。けれども、カノンは心のなかで熾火が劫火へと変わっていくのを感じていた。
鎖のついた手枷に、足輪と首輪。
虜囚であることを示すそれらは、黄金聖衣と同じ素材で作られており、それがために装飾品であるかのような気品も見せてはいるが、痛々しいことに変わりはない。しかも身に付けているのが教皇すら勤めた黄金聖闘士とあってはなおさらである。
「茶番だ」
サガが目の前で何度目かのため息をついた。じゃらりと鎖が音を立てたが、彼の優雅さが損なわれることはない。
「まあ、そうだね」
アイオロスはにこりと笑った。サガの言うとおり、これはデモンストレーションの意味合いが強い処置だ。

聖戦後、体制の立て直しと同時に13年間の総決算も求められたアイオロスは、サガを罪人扱いとし、見せしめのために枷を課した。それによってサガの小宇宙を封じただけでなく、衆人のまえで幻朧魔皇拳までかけた。その上で尋問を受けさせたのだ。
黄金聖闘士たちは難色をしめしたものの、反対をしなかったのはアイオロスの意図が理解できたからであった。
すなわち
『サガが言い訳のために嘘をつくとは思わないけど、サガを信じない人たちもいるからね。私が魔拳で支配した上での聞き取り調査なら、信頼性も高まるだろうし、文句も出ないだろう』
という意図である。むしろサガを護るための処置であることがみえみえすぎて、黄金仲間内の目は生暖かいほどであった。
しかし、そんな思惑の見えない雑兵や神官たちのあいだでは同情論が巻き起こり、一部では嘆願の署名が集められているという。もちろんアイオロスの狙い通りである。
それが判っているだけに、当事者のサガとしては自分に甘いと不満なのだった。
「こんな手段はお前らしくない」
じろりとアイオロスを睨むも、アイオロスは涼しい顔だ。こんなサガを見ることが出来るのも『嘘をついてはならない』という幻朧魔皇拳のおかげなのだ。そうでなければ、サガはアイオロスの前で取り澄ました他人向けの仮面を外さない。
「教皇となるなら腹芸の1つも見せろとシオン様もおっしゃったし」
「どこが腹芸だ!このような方法、お前にとっては損でしかないではないか!」
新教皇への不満とはなっていないものの、大らかで懐の広い英雄像のイメージは多少損なわれたと思う。
「教皇の腹芸って、自分の評判のためにするんじゃないだろう?聖域全体のことを考えてするものだろう。それに、ずっときれいな英雄イメージをもたれたままというのも動きにくい」
アイオロスが言い返すと、サガはもぐもぐ言いながらも押し黙った。自分への処置が甘いことを抜かせば、アイオロスのとった方法はおおむね最善だからである。
「真っ直ぐではあるけれども、ちょっと思慮の行き届かない新米教皇の補佐には、やはりサガの力が必要だ…って声が出てくるまで、もう少しだと思うんだよ」
「シオン様は一体お前にどういう教皇教育をしているのだ」
サガはまだおかんむりだ。アイオロスには、出来れば正道を行って欲しいのであった。策略などアイオロスに似合わないことこの上ない。
「じゃ、君が正式に俺の補佐になったら、そういうのを全部引き受けてくれる?」
「…補佐に権限をあまり持たせるな」
「だろう?」
にこにことサガへ笑いかけると、サガは顔を赤くして視線を逸らした。照れてのものではない。アイオロスから何故ここまで好意を向けられているのか、まったく理解できていないため、戸惑っているのだ。
今までの取り繕ったサガであったならば、そうした心の変遷は表面にでることなく、流れていっただろう。本来カノンあたりしか見ることの出来ないサガの素顔を、幻朧魔皇拳によって表へ強制的に出していることへの呵責は、こっそり胸の奥にしまっておく。
「サガ、もう少し近くに来て」
逆らうことの出来ないサガは、アイオロスの意図はわからぬままに、そっと寄り添ってくる。その瞳に少しだけ警戒の色が混じる。
そんなサガへ、アイオロスは秘密を囁くようにそっと顔を寄せた。
「今度こそ、二人で聖域のために頑張ろうね」
そう言うと、サガは目を丸くしてからゆっくりと頷いた。

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サガはアイオロスのことを好きでも、その好意を自覚するまでには相当時間がかかるタイプだと思います(>ω<)
そんなサガを少しずつ篭絡していくアイオロス下さい。
今日もぱちぱち有難うございます!D様、夜にお返事させて下さい(^▽^)
眠りから目覚めて瞼をひらくと、自室の天井が視界に飛び込んできてサガは驚いた。
サガと言っても闇のサガである。彼は起き上がり、自分の髪が黒いこと、手足を自由に動かせることを確認する。
善のサガと身体を共有してはいるものの、第二人格という立場から、基本的な生活行動は第一人格に任せている。起きてすぐに『こちらの自分』であったことなど、故意に企まぬかぎり無かったことだ。
胸に手をあてて精神の淵を探るも、もう一人の気配は感じられない。
(そういえば夢の中で、何かアレがしゃべっていた気がする。
『おまえに、この身体を、やろう』
確かそんなことを)
サガは頭を振って寝台から起き上がった。カノンは海界へ行っている。
(自分で食事の支度をせねばならないのは面倒だが、このような姿を弟に見られなくて良かった)
そこまで考えてサガは苦笑した。カノンはどちらのサガであろうと、気にしない。善のサガの思考回路につられたのかもしれないと流し、しかし、そこでサガは顔をしかめた。
(誰かが、双児宮に侵入している)
カノンではない誰か。直ぐにわからなかったのは、双子座の小宇宙が、その相手を取り巻いていたからだ。
(一体どういうことだ)
居住区を抜けて、双児宮の広間へと向かう。
そこに立っていたのは、アイオリアだった。
「起きたのか」
サガの気配を感じて、静かに振り返ったアイオリアの表情に違和感を覚えるも、彼はすぐに問い返す。
「誰の断りを得て、この宮へ入ってきたのだ」
「この宮本来の、主に」
サガを見つめるその瞳が、ゆっくりと紅く染まっていった。その瞳には覚えがある。かつて糾弾の声をあげたアイオリアを、禁断の技で黙らせたときのことだ。
精神を支配する魔拳、幻朧魔皇拳。
その支配を受けたものは、瞳を血の色に染める。
(まさか)
誰にでも使える技ではない。そして、アイオリアを包み込んでいる双子座の小宇宙。表皮を食い破るかのように、双子座の小宇宙の内側から、獅子座本来の小宇宙が攻撃的に立ちのぼっていく。
不可解な状況のピースが、サガの脳裏でぴたりとはまった。
(”おまえに、この身体を、やろう”…そうだ、おそらくあれは、もう一人のわたしがアイオリアに言ったのだ。アイオリアに仇をとらせるために)

何もなければ、アイオリアはそんなことをしないだろう。たとえそれを望む心があったとしても、聖闘士としての矜持から、その真っ直ぐな精神でもって憎しみを押し殺すだろう。
押し殺したからと言って、その感情が綺麗になくなるわけではない。
(このわたしのように)
光のサガは、幻朧魔皇拳でもって、アイオリアの意志ではなく自分がさせたという体裁をつくりあげ、その恨みを晴らさせてやろうとしているのだ。
憎しみの成就でしか得られない救いがある。
しかし、アイオリアの手を汚してしまうそれは正しいことだろうか?
否。
だから、もう一人のサガは善でありつづけることが適わず、消えた。
もう一人の自分の始末をアイオリアへ任せて。

どこか冷静に状況を分析している自分に気づき、闇のサガは自嘲した。
(アレが選んだことならば、まあ良い)
そして真っ直ぐにアイオリアを見る。
アイオリアはどこか苦しそうな目で、拳に小宇宙を溜めている。
「巻き込んで、すまなかったな」
サガが言うのと同時に、獅子のライトニングボルトが肉体を貫いた。

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この話が双子誕用だったとかもう…
今朝、庭を見たら餌台のところに三匹雀が来てまして、みていたら一匹が餌をついばんでは残りの二匹に食べさせてあげているのです。三匹とも餌の目の前にいるのに。
そこではっと気づきました。少し小柄な二匹のほうは巣立ったばかりの子供なんですよ!わあ、可愛いな!
さっそくサガがカノンと黒サガの世話をして育ててあげる場面に置き換えました。
今週は15年一緒に暮らしたにゃんこが旅立ったりして、凹んだりもしていたのですが、成長と別れの季節だなあ…と気を取り直した次第です。
今週は仕事その他もバタバタして、パラ銀の御本で乗り越えてました。ご感想も送り捲くりたい!(>ω<)
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