ねむ…同人誌読みまくっていたからですが眠…
LCヒュプノス様はエンカウンターアナザーフィールドという、「私のもたらす夢 空想は全て現実に形作られる」技を持っているわけですが、妄想も全部現実にしてみてくれませんか。
で、そんな技の変形で、夢のエッセンスを凝縮した薬なんかも作ってくれませんか。夢の形を飲ませた人間で実行できるような。神様だから出来るはず!(期待しすぎです)
以下厨妄想。
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双子神タナトスが双児宮を訪れるのはいつものことだが、今日は色違いの方がやってきた。ヒュプノスを目の前にして、どう追い返したものかカノンは早速算段をめぐらせている。
(こいつの来訪もどうせ碌な理由ではあるまい)
という判断からだ。
サガも居ないこの双児宮に何の用かは分からないが、神相手に無礼も出来ぬので、適当に持ち上げて冥府へ返してしまうことにした。
しかし、そんなカノンの目論みを見透かしたかのようにヒュプノスは笑う。
「そう冷たくするものではない。私はお前に土産を持ってきたのだ」
「は?」
言葉と共に広げられたヒュプノスの手の上へ、何本かのガラスの小瓶が現れた。中には何やら不思議な色をした液体らしきものが詰まっている。
「どれが良い」
「どれが良いと言われても、これは何だ」
警戒しながら小瓶とヒュプノスの顔を見比べる。
眠りの神はにこりと(胡散臭そうな)笑顔を浮かべた。
「それはサガの夢を凝縮して私の力を込めたもの。お前の兄に使えば効果が現れる。肉体を通して、サガの夢が現実の感情となるのだ」
「何だと」
意味は判らないものの、やっぱりろくでもないものではあるようだ。
「安心しろ、危険は無い」
またカノンの心を読んだのか、ヒュプノスはそれを1本ずつテーブルの上へと並べた。
「これはサガがメロメロになる薬。これはデレデレになる薬。これはラブラブになる薬、これは…」
「ちょっと待て、それ全部同じだろ!」
言ってしまってから突っ込むところを間違えたと思いながらも、カノンはヒュプノスを睨む。
「いいや、全然違うものだ。お前は意外と人間の心の機微について大雑把なのだな」
ヒュプノスは相変わらず胡散臭い笑顔で笑う。
「さあ、どれか1本だけお前にやろう」
そんなものなくたってサガは。
そう思いつつも、カノンは小瓶から目を離すことが出来なかった。
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ヒュプノスの形容詞が死語くさい件
おはようからおやすみまで、暮らしに夢をひろげるサガ本を堪能しまくりましたとも!部屋掃除の時間を全て読書に割り振ったため、ホコリ舞う自室ですがそんなのは問題ありません。
御本を発行して下さった全ての管理人様、買ってきて下さったA様、本当に有難うございます。
そんなわけでロスサガでお届けもの完了ネタ。
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聖戦も終わって数ヶ月もすると、当初の混乱も落ち着いてきて、聖闘士たちにも以前のような日常が戻っている。弟子を育てる者、休暇をとる者、改めて修行に出る者などさまざまだ。
そんな中、逆に忙しさを増しているのがアイオロスだった。
次期教皇となるための修養や知識の継承は半端なものではなく、それと平行して行われる肉体的修練も並大抵の厳しさではない。なにせ13年分ほかの黄金聖闘士との経験値差があるのだ。
早朝から夜半まで続くハードなスケジュールの後は、流石のアイオロスもぐったりと寝台に潜り込むだけの毎日になっている。翌朝までに体力と精神を整えるのも、大切な業務のひとつだ。
今夜も軽く風呂に浸かったのち、早々に横になろうとしたアイオロスだったが、ふと人馬宮への来客の気配を感じ取り目を瞬かせた。それはとても覚えのある小宇宙だ。
慌てて居住スペースの入り口へと向かうと、出迎えたアイオロスの前に現れたのは、黒い髪を靡かせるサガだった。
「こ…こんばんは、サガ?」
アイオロスはまた目を瞬かせた。こちらのサガはアイオロスを敵視しているのか、会うたびに棘のあることを言う。棘があろうとも言葉を交わせるのなら良い方で、大抵は視線も合わせず無視されてしまう。
そのサガが、一体どのような目的で人馬宮を訪れたのか、アイオロスは戸惑った。とても疲れているので、正直なところ、このサガから与えられる言葉のナイフを今は遠慮したい。そう思ってしまってから、彼から傷つけられること前提な自分の思考に余計落ち込んで俯いた。どんなサガであれ、自分は仲良くしたいと思っているのに。
そんなアイオロスを見下ろして、黒のサガはフンと鼻を鳴らす。
「貴様らしくもない」
どんな俺であったら俺らしいのだと、ちらりとアイオロスは考える。
サガは胸の前で腕を組み、何かにイラつくかのように、足先をタンタンと床へ叩き付けた。
「弱るのは勝手だが、それをアレの前で見せるな。貴様のせいで、わたしまで引きずられる」
「何のことだ?」
何を言っているのか分からず、アイオロスが顔をあげると、黒サガが深く長い溜息を付いた。
「…貴様に届けものだ」
言葉が終わると同時に、サガの黒髪が先端からざわりと色を変える。
月の光を集めたような柔らかな色合いの、蒼みがかった銀髪。
瞳から血を思わせる紅色が消えると、そこにはアイオロスの友人であったサガが居た。そのサガはまだ意識の交代が済んでいないのか、暫しぼうっと佇んでいたが、ハッと我に返ると慌ててアイオロスに頭を下げた。
「こ、このような夜更けに押しかけて済まない、アレが迷惑をかけて」
アイオロスはじっとサガを見た。
黒のサガとはまともに話せるような関係ではないが、こちらのサガもなかなか巧妙にアイオロスを避けていて、聖戦後に落ち着いて話せたことがない。
「邪魔をしたな、失礼する」
踵を返そうとするサガの手を、アイオロスは咄嗟に掴んだ。
掴んでしまったら、もう離せなかった。
「もうひとりの君は、届け物をしにきたと言った」
目を丸くしているサガの内情なんて構わず、アイオロスはサガの手を掴んだまま自分の部屋へとずかずか歩く。引きずられるようにして付いてきたサガは、そのままアイオロスの寝台へ放り込まれた。
「何もしないから、一晩だけここで保管されてくれ」
口をぱくぱくとさせているサガの隣へ、倒れこむようにアイオロスも横になる。何かを訴えているサガの言葉も疲れと睡魔の前では脳にまで届かず、アイオロスはそのまま泥のように眠りに落ちた。
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カノンが海界の仕事から帰ってくると、双児宮に人の気配が無い。
灯りも消え、迷宮も消えている。
サガが留守のはずはないので、首を捻りながら居住部分へ足を運ぶと、リビングのテーブルの上に何やら手書きで記された1枚の紙切れが置いてあった。サガの書置きかなと思い、それを手に取る。
『貴重品お預かりのお知らせ
ご不在でしたのでサガは持ち帰りお預かりしております。
再配送は翌日以降となりますのでご了承ください。
アイオロス』
「ふざけんな!」
カノンは紙切れを片手で握りつぶすと、そのまま人馬宮へと向かった。
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そのまま人馬宮で一緒にお泊りパターンも捨てがたい。
黒サガの場合はこう。
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黒サガはシュラの首へと両手を回し、耳元で囁いた。
「宅配を頼もうか。壊れ物ゆえ丁寧に運べ。届け先は麿羯宮だ。荷は双子座のゴールドセイント」
あからさまな求愛行動にしか見えなかったが、シュラにはそれでもまだ通じないのだった。
「一梱包あたりの価格が30万円を超える場合は別便ですよ」
「……」
黒サガに思いっきり頬を引っ張られているシュラをみて、隣に居たアイオリアはどちらを同情すべきなのか暫し悩んだ。
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当然タナサガやポセカノでもお持ち帰り妄想しましたとも!
今日もパチパチ有難う御座います!1日の活力源です!